the cultうっひょーカルトサイコー!
やっぱイイエレクトリックは。
無人島の100枚けってい!
B52 baby way up in the sky.
Drop your love on me! (Peace Dog)

ちょっと冷静になるために歴史的な事いいますとね。
本作は87年リリースらしく、プロデューサーは多分当時あのDef Jamレーベルを立ち上げたばかりの
天才プロデューサーリックルービンで、このカルトとのお仕事の前にはあのRUN DMCにロック的な
サンプリングを持ちこんで(いや亡くなってしまったDJのJam Master Jの功績もあるのですが)、
例のエアロネタ"Walk This Way"(邦題しってます?「お説教」ですよ「お説教」)の大成功後、
このカルトと多分ほぼ同時に、ブレイク寸前のビースティーボーイズなんかも手がけていた頃です。

そんな随所にリックルービン節(例えばドラムのハイハットあたりの音とかそうなのかと)も炸裂ですが、
リックルービンとしても上記RUN〜ビースティーズ〜カルトあたりが初期の代表的なお仕事だと思いますが、
でもカルトの曲自体が圧倒的に良いでしょう。

8曲目イントロ等カッティングギター、ストーンズの"Start Me Up"かと思いました、
歌いそうになったよミックジャガー風に(笑)。9曲目ステッペンウルフ"Born To Be Wild"カバーしてる。いかにも…

正直全曲捨て曲一切なし。マジです。

1曲目の"Wild Flower"から彼らのロックワールド(笑)に持ってかれます。

ここで筆者過去の記憶をレトリックとして持ち出すと、当時この盤(実はカセット…)を熱心に聞いていた筆者を見た友人が、
そんなにイイなら貸してくれ、と言ってきたので、一週間ほど貸したところ、その友人は
(彼は当時サドカフェとか言うバンドを好きだった。いまだにそのバンドがどんなバンドなのか知らない…)、
「古臭い…これがお前の趣味なのか?」と言っていましたが、うん、そうだよ。

そんな感じで確かに古くはあるが(FREEとかあたりですかね?このルーツは?)、普遍的なかっこ良さを持っている名盤だ。
Electric / ザ・カルト (Amazon)
1.Wild Flower
2.Peace Dog
3.Lil’Devil
4.Aphrodisiac Jacket
5.Electric Ocean
6.Bad Fun
7.King Contrary Man
8.Love Removal Machine
9.Born To Be Wild
10.Outlaw
11.Memphis Hip Shake