faust
新宿紀伊国屋の地下の和幸のカウンター席でひれかつ御飯を食べてたら向かいの席で、そうね30代のサラリーマンとOLかながカツ煮定食かな(正式名知らず)を食べてて、そのカップルがすげえ最近付き合い始めたかのような雰囲気だったので、何かこっちがドキドキしたという今日の日常ね。なんというか会話がぎこちないのね、カップルに限らず人間関係で気の置けない仲だと会話のテンポはゆっくりだよね、会話が盛り上がってる時以外は。まだ気が置けないと、そういう間がやっぱり怖いのか、相槌とかのテンポが前のめり気味で早いくて、まだそこまで親しい仲ではないんだと分かるね。まあそれだけなんだけど、でもギクシャクしてたなあ、そんなんで早くも?クリスマスの予定とか、なんとなーく噛み合わない感じで決めてて、まあ夕食時の付録として面白かったのでね。「24?ああ世間的には休日か…じゃあ(店の予約?)混むかもね」「ですね、25日は忙しさピークなんですよねぇ」「じゃあ26日にする?」「ああでも26も同じようなものです、いいですよ25日で!」「いいよいいよ26日でも」「ええ、いいです25日で」そんな感じ(笑)クリスマス駆け込みカップルじゃないかと思った。まあクリスマスに相手がいる時点で筆者より勝ち組なんだけどね。和幸、ひれかつ小さくなったねえ…

ファウストの1stのようです、最初聴いた時(10年くらい前かな)は少し理解不能だったんですが、少しとか書いたのは一応音楽の体は取っていながらローファイな音質もそうですが何かラジカセを置いていてその場の音を録ったような雰囲気や(ビートルズ&ストーンズなど)、反対にもちろんスタジオであろうけっこういい音質でしかしそれもその場で思い付いた即興的なセッションのようにしか聴こえなかった等で少し理解不能でした。しかしそれから10年経った今聴きかえしてみると、いぜん難しい音楽だなとは思ってしまうんですが、その何と言うかアヴァンギャルド精神のようなものに彼らの気骨が感じられて、私も少し成長したのかなと思えた音楽です。いずれ上手くは言えないのですが、これ以前の既存の音楽に対するアンチテーゼというか、主にこの1970年初頭時点でおそらく一種の飽和状態にあったかもしれない特にポップス的に商業化していったロックというジャンルへの反骨精神のようなものでしょうか、そういったものが感じられるのではないでしょうか。そんな全ての音楽にでも喧嘩を売っているような、同時代のパンクなど以上に気骨の感じれる1stでしょうか。

DISCOGS