nearfield
なにか久しぶりに渋谷を通過したんだけど、なんか超開発中でそこら中工事中で汚ねえ街にいっそうなっちゃってるね…いや昔から、新宿も同様だけど、駅前は常に工事してて道路や壁に鉄板を敷いたり囲ってたりして汚い街なんだけど、あれいったいいつ無くなるんだろうね?永遠に無くならない気がしてくるが。常に開発中ってなにか弐瓶勉の「Blame!」の永遠に開発&自己増殖していく街みたいで、一見かっこよさげだけど、個人的には見た目の汚さでいつもがっかりさせられる街だね。大げさに言って10人に一人は外人がいるけど、外人にはあれ日本的、しいてはアジア的でかっこよく見えるのかね?結局、私と同じに汚ねえ街だったな…で帰国するんじゃないかと残念なんだが(笑)特にヨーロッパなどの歴史&風格のある石造りの街並みに帰ってほっとするんじゃない。

サンフランシスコにSilentありだと思う、無理やり言ってしまえば実験的や前衛的なアンビエントがレーベルカラーのSilentから出ているこれも一言シューゲイザーのバンドのようですね。やはり中にはドローン系アンビエントな曲も数曲あり、上記レーベルカラーのような物を一応踏襲してるのですが、やはり米国西海岸(これはLA録音のよう)に、このようなシューゲイザーのそれも本場UKやEUのそれらとタメを張れるようなバンドがこの1994年の時点で存在したのだな、と少し思う所はあります。最初に連想したのはUKのToo PureレーベルのSeefeel(後Warpレーベルへ)やLaikaなどのモワー&モヤっとしたアンビエントなシューゲイザーのバンドで、まあ明らかにその辺の真似もしているフォロワー的バンドと言えますが、それでもここまでいい意味でコピーを出来ているこのバンドには1994年に立ち返れたら、祝杯をあげたい気分にはなります。ただ、それから四半世紀近く経った今ではさすがに懐かしい、言ってしまえば古臭いようなサウンドにも聴こえますが、時と場合(TPO)によってはとてもアンニュイ&メランコリックつまりいい意味で鬱な気持ちになれるいいアルバムですね。

DISCOGS