タイトル通りですがPart3的な物を上げてなかったんで気持ち悪かったので(笑)上げてみた。動画編集ソフトの使用版というタイトルがいい感じに入ってます。製品版はたかいんだもの…7〜8千円…それは凄い使いやすかったんだけどね。本レビュー↓の音源がBGMです。ただそれだけ。


この人の記念すべき1stとのこと、もちろん当初はLPでA面3曲B面2曲という言わばミニアルバムかEPのような体裁でリリースだったようですが、CDではやっと2011年に少し胡散臭いリイシュー専門レーベルGold Legionという所から出ました。これが唯一のCD盤(版)のようです。LP発表は、初期としては超ヒット曲であろう"The Mexican"と続くヒット曲"Sidewalk Talk"に引き続いてと言うよりも、このタイミングを逃すな!とばかりに急遽このようなミニアルバム的な体裁を整えてリリースされたのでは(カタログナンバーのMLP-19011とそれを物語っているようです)と想像するのですが、しかし、それにしては全5曲すべて当時1980年前半代なりの最先端型コンテンポラリーダンスミュージックとして輝きを失なっていない完璧なアルバムだと思います。

1曲目1970年代のブラックコンテンポラリーを継承しているような♂ボーカルによるR&B系ダンスナンバー"Compromise"から始まります。そして早くも初期代表曲の一つである2曲目"Sidewalk Talk"ではやはり70年代の香りが残っていながらも、しかし打ち込み系サウンドへの確実な移行も感じられるファンキーな典型的'80sディスコサウンドといっていいようなトラックに、ヒッホップ黎明期を思わせる♀ラップと、この頃の彼女マドンナ(@23〜24才)による初々しくもしかし既にオーラを発しまくっているような余裕のボーカルが乗ると、ストリート系ダンストラックになるという、なにか摩訶不思議なヒット曲に思えます。と同時に代表曲然とした佇まいもあります。A3だった"Dancing On The Fire"では一転、当時最先端のトレンドであったろう打ち込みによるクールなエレクトロサウンドに情熱的なラテン系のボーカルが乗るといういわゆる初期エレクトロが持っていた、その相反する両要素が当時では最高にかっこよかったであろうと容易に想像できます。ちなみにこの曲は後にインディア(ルイベガの元妻)によってカバーされそれなりのヒット曲となりました。

B面ではまた一転、A面でのダンスの熱を覚ますようなレイドバックしたナンバー"Was Dog A Doughnut"には彼ジェリービーンのハイテンションなダンスナンバー一辺倒ではない才能の一端が垣間見えるかのようです。そしてLPでは最後のB2"The Mexican"、この曲に対しては何と言っていいのでしょう…とりあえず構造的には?Eモリコーネ「夕陽のガンマン」の旋律を一部使って(パクって?)ヒットしたBabe Ruthのテックスメックスなノリの異色ダンスロックナンバー"The Mexican"を大胆にサンプリングというよりも、ほとんどそれをベースにして打ち込みによるリズム隊を強調しただけのようなカバーナンバーなのかもしれませんが、プログラミングによるシャープでタイトなそのリズム隊でしょうか、ある意味着眼点の勝利というか、言わば後にも先にもこれはジェリービーン以外は誰もこの様には出来なかったであろう、1980年代を代表するダンスナンバーのようにさえ思えてきます。

後は説明的にもまた実際に蛇足のようなCD用ボーナストラックなのですが、それでも両ヒット曲"Sidewalk Talk"&"The Mexican"の12"シングルに収録の各2バージョンは好き者にはたまらない収録だったりします。特に"The Mexican"の2バージョン!元バージョンも含めて全3バージョン、ほとんどと言うよりも全く同じようなバージョンではありますが、やはり好き者にとってはそれだけでもこのCDの価値はあるような気にすらなってきます。目を瞑るとFunhouseで10代のヒスパニックがでんぐり返しのようなブレイクダンスを踊っているのが見えてきます。

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