震える舌
久々に恐ろしい映画を見たな(笑)こんな所をご笑覧の人には知ってる人もいそうだけど邦画の「震える舌」って1980年の映画ね。まあ話的には「破傷風は怖い」というだけのはっきり言ってあって無いような内容なんだけど、破傷風になった子役の女の子(幼女)が怖いったらもう!ウィッキなど見ると原作はそんな要素なさそうだけど、あの子の演技だけで、下手なホラーの何倍も怖いというか完全にホラー、エクソシストのあの娘には及ばないまでも次点だね。音や特に女の子の声がミックス的にやたらでかかったのは反則だけどね、何度「こええよ…」とつぶやいたことか…ネタバレしそうなので、これから見る人もいるかもしれないし、もうやめるけど(笑)まあネタバレも何もないけど…上記のように。でも一部ではトラウマ映画のレッテルも貼られてるので自己責任で(笑)あとは母親の十朱幸代の演技がよかったね。迫真の演技とはああいう感じをいうのだろうね。主治医の中野良子も若くて綺麗だったな。なにせ37年も前の映画だからね。父親渡瀬恒彦は演出上とはいえ油じみてて小汚かった(笑)まあ古き良き邦画の雰囲気がまだあった頃の映画かな。


believeyoume
このユニットの3rdのようです、とりあえずこのユニットのアルバム※CDは現在入手困難ですし、少し前にEdsel Recordsという所からボートラ収録の再発盤の1st,2ndもアマゾンでは既にプレミア価格化ですが、この後再発されるか分からないながらも期待も含めてレビュってみます(笑)独特なひねくれエレポップ間と独自の哀愁感まであるある意味完璧なエレポップアルバムであった1st、インド風音階を取り入れて上記のような歴史的1stの二匹目のドジョウを狙わなかった2nd(ちなみに二人のサイドユニットで一層インド音楽を取り入れたその名もWest India Companyというバンドもあります)、この手のエレポップと呼ばれてしまうであろうジャンルとしては大胆なほどの路線変更をまたしてもしている本作3rd、その路線の経緯を考えただけでも個人的には実に軽快、軽妙&痛快なほどなのですが、ただやはりエレポップ史に燦然と輝くであろう1stと個人的にもまたファンもどうしても比べてしまうという少し残酷なこの経緯は、しかし多くのバンド、ユニット、グループなどが同様に持つ定めのようなものだとも思います。グダグダですが(笑)つまりはそのような位置にある大袈裟に言うと鬼門のような3rdかもしれません。本作3rdだけをもし最初に聴いたとしたら、エレポップと一言ではとても言い切れないこのユニットのアレンジ力を堪能できるアルバムにおそらくぶっ飛びだと思うんですが、いかんせん上記1stを聴いてしまっている、その功罪は大きいのでしょうか、シングルカットされた1曲目"Lose Your Love"こそ以前のブラマンジェ節とさえ言えそうな弾けたエレポップが聴けますが、やはりその後はどうしても地味に聴こえてしまいます。しかしアーチストの多くのアルバムとは大抵そのような物も多いと思い、まあ悪くいうとアルバムで1曲でも良い曲があればそれで良しとすると、弾けた1曲目が聴けて、その後もそれよりは地味ながらもアレンジ力による様々なパターンのエレポップが次々と聴ける本作も、エレポップというジャンルの中で今後も残っていくような名作と言ってもよいのだろうと思います。故にリマスター&ボートラ入りの再発を望みます。

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