michaelmiranda
1978年〜1983年まで活動したロンドン(はシェパーズ・ブッシュを拠点との事)のポストパンク〜NWバンドの1980年発表デビューアルバムのようです。このバンドといえば、知ってる人にとっても又いくつかの80's系コンピにも収録されるくらいの最大のヒット曲=代表曲"I'm In Love With A German Film Star"(1981)じゃないかと思うのですが(かくいう筆者にとっても)、それは以前書いた2nd「Thirty Thousand Feet Over China」(1981)に収録でその2ndはこの1stと比べるてしまうと、とても洗練されており語弊を恐れずに言うとやはり所謂80'sサウンドの雰囲気がプンプンと言うくらい漂ってくるのですが、この1stの時点ではそのような雰囲気はほとんど無く当然かもしれませんがより荒削りなサウンドが聴けます。その辺はファンの間でも好みが分かれるのではないかと思いますが、そこまで詳しくない筆者としてはずるい中間的な立ち位置で、各々良さがある気がします。しつこく具体的に言ってしまうと、1stではくぐもった(篭った)ような音質とサウンド自体が、2ndではこれも当たり前ながら単純に機材の技術的な進歩と、やはり時代が80'sに入ってからのトレンドであったろうシンセ等の多用による所が大きい、サウンドがずっとクリアになり故にどこかプロっぽく悪く言ってしまうと何となくレディメイド(没個性)で綺麗な商品化しているのに対して、1stの方がこのバンド本来の姿であったろうしかし元々ポストパンクでもどこか小奇麗でポップス色があるサウンドが聴けると思います。つまり1st、2nd、いずれにも言えるのは、ポストパンクの中ではあまり暗くもネガティブな雰囲気も無い、しかし独特の湿ったようなメランコリック(鬱)さはある、ロンドンらしいバンドというところでしょうか。そんなとてもいいバンドだと思うのですが、恐らく本国での知名度の高さと比べると日本での知名度はあまりないバンドの一つという気がします。例によって?Cherry Redからのリイシュー盤(初CD化?)には今となっては相当貴重であろうデビューシングル&2ndシングルのB面曲まで収録です。ちなみに原盤(LP)はThe Cureなどで有名なFiction Recordsからだったようです。

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