この人の3rdアルバムでしょうか、一応1st、2ndは済なのですがそれらも手元になくまた過去レビューも大昔なので筆者自身あまり見たくありません(笑)なので過去のアルバムについてはうろ覚えで申し訳ないのですが、それでも強烈なアルバムだったのでうろ覚えどころか印象に残ってます。そんな状況で比べてしまっても過去二作(1st、2nd)と基本的な路線は同じで、語弊を恐れずに最も分かりやすいので言ってしまうと似非アラビックミュージックという所でしょうか、しかし中東の楽器使用でありかつまた、それらを奏でている参加ミュージシャン達は名前から察するにほとんどが中近東方面の人達(もしかしたら中には大御所級の人もいるのでは?と想像してます、下記DISCOGSご参照)なのですが、プロデュースが過去2作と同じトランスグローバルアンダーグラウンドなので、やはり同じような雰囲気なのだろう思います。

しかし言わば1st(1995)→2nd(1997)→と来て、抽象的だったので具体的に言ってしまえば楽器や演奏などのいわゆる上モノはあくまでアラビックなムードながらも、いわゆるボトムがブレイクビーツやベースラインがクラブミュージックになっているという、その和洋折衷ならぬ中東洋折衷の路線がこの3rdにおいて一つの完成形を見せているようで、上記二つの要素の混合具合というか塩梅も絶妙な気がします。当時(1999)なりに恐らくトリップホップ系からの影響かもしれない本物ぽいオーケストラストリングスによるドラマチックな雰囲気もある、やはり塩梅が絶妙ゆえに完成度が高い似非アラビッククラブミュージックにして、詳しくはないですが中東(中近東)のフォークミュージックが持つ繰り返し(ループ)によるトランス感さえ感じられるような、彼らTGU&Nアトラスの一つのピークを示す傑作ではないでしょうか。

DISCOGS