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氏のTubeway Army時代の曲をコンパイルしている再発盤CDのようです。オリジナルリリースは1984年のようでまだCDも普及してなかったのかCD盤では出なくLP&カセットのみだったようなんですが、1999年にオリジナルの12曲+収録曲のシングルバージョン等で12曲も加えてリリースされた物ようです。内容的には正直いくつかの曲は古臭いリズム&ブルースやパブロック(実際パブなどでもライブを行ってたようなので)のノリが残っており、またGary Numan名義になってからのシンセ多用で後のニューロマンティックへ多大な影響与えたようなエレクトリックな感触はほとんどありませんが、しかし作詞作曲からギターやキーボードまでマルチにこなすゲイリーニューマンという同じアーチストによる楽曲、編曲、演奏なのでGary Numanとなってからの無機的でどこかリスナーを拒絶しているようないい意味での独り善がりな雰囲気が既にあるのには驚かされます。この頃はTubeway Armyなので後に離れていったバンドメン達もいるのですが(盟友のBs.ポール・ガーディナーももちろん在籍)、それらメンバーがパンクムーブメント真っ只中の1970年代終盤に同世代なのでパンクを演りたかったのが音から何となく分かるのですがしかし氏のボーカルが乗るととてもパンクとは無縁のような、やはり無機的なロックンロールとでも言う曲になってしまっているかのようです。ちなみにパンクムーブメントの中、それ系の箱でライブ(ギグ?)を行っていたようですが、観客がパンクスばかりで大暴ればかりしていたので氏自身は嫌になってしまったという逸話もあるのですが、それもこの血液型で言えばもろにA型っぽい(実際は知りません)神経質そうな青年に似つかわしい逸話だと思いました。

音楽は飽くまで趣味の一つと思っていると思う(想像)氏は売れようが売れまいが関係無くやりたい時にやるという常にマイペースなのですが、その辺も好きで、この再発盤CDの変な日本語のジャケといい氏の価値観や人生観でさえあるかもしれないディス・コミュニケーションというコミュニケーションの仕方、には今でも感銘を受けるわけですが、本作にもそれは通底しているかもしれません。

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