theworldinyoureyes
Netflixがけっこう使えるのでここの所映画をみまくっております。社長(アメリカ人?)だったかな「日本進出は赤字覚悟でやっとります」のような記事を見たので「そうか、頑張れよ」と契約してしまいました。まあそれ自体商売文句(コピー)だとは思うんですが、でも意外と安め(月650円〜)で一月だったかなタダなのでコンテンツはどうよ?といったまだお試し期間ですけど、ざっと見る所まだまだ少ないながらも(とくにド・マイナー系は皆無)Huluよりは多そうかつやっぱり安いのに好感ですね。少ないといっても検索してればどんどん見たいのが出てくるので(洋邦のドラマやアニメもあり)ノンストップ映画マラソンでずっと見てしまうほどですよ。最近PCモニタにもなる液晶買ったので(22型)マルチモニタでBGMならぬ常にBGV化してますよ。快適だな(笑)それに動画キャプチャーで録画できるのもいいね。うれしさ半分で↓レビュー用のYT動画も作ったくらい。ここだけの話、ネタはサイレントヒルね。わかるか…

この2009年頃再発目覚ましかったこのバンドの中でも圧巻かもしれないベストやシングル集的3枚組だと思います。とりあえず一枚目は最初のベスト盤であろう「The World In Your Eyes」から"Rocket USA"(ちなみにスーサイドのカバー)等を何故か抜き他曲を加えてるなど抜き差ししている模様なのですが、基本的には最初のベストだけあって文句なく初期の曲がシャープに聴ける盤だと思います。サイケ好きが高じて一種見様見真似で再現してみた的な勢いを感じるラフなサイケ曲ばかりで好感が持てます。特にこの3枚組時に初収録ではないかと思う(未確認)ラスト3曲のデモバージョンがいっそうラフでピュアなこのバンドの姿かもしれません。しかし2枚目が個人的には一番好きで、中期〜後期といっていいのか正に円熟さえ感じられる、語弊抜きでプロっぽい名曲群のオンパレードに聴こえます。みな代表的な曲だと思うのですが、特に1曲目の"Collision"や5曲目の軽快なサイケ曲"Black Sun"から長尺なのでグルグル感が味わえる"Mother Sky"(カンのカバーの模様)辺り、CD1枚目よりも演奏テクニック向上という意味ではなくサイケへのいっそう造詣の深化のようなものが感じられます。意外なのはやはりこの3枚組時初CD化であろうラスト2曲のニックドレイクとニールヤングのカバーで、このバンドのサイケばかりではないバックグラウンドも感じられます。3枚目はシングル集的というよりもシングル"Arc-Lite"EPと3曲のライブ曲+1曲(Godfleshとお互いの曲をカバーしたスプリット7"収録曲のよう)だけでCD1枚にしてしまったオマケ的なのですが、まあ"Arc-Lite"EPはもはやレアかつライブ曲はそれなりにパワフルなので、少し商売っぽくはありますが(笑)あってもいい3枚目という所です。もちろんこれがこのバンドの全てではありませんが、3枚を通して聴けばやはりこのバンドのサイケへの愛情やそれ以上かもしれない信念のようなものが分かるような気さえしてくる盤にして、ざっと全体像も分かる所謂入門用にも最適な盤かもしれません。

DISCOGS