お盆休みにエロゲばかりやってるおっさんなんですが、まあ一つ一つの作品内容はともかく(あーこんなものかと言うところ、とは基本ロリ属性ではないのでそっち系ばかりでいまいち物足りない(笑)むしろこういった販促のためのPV(だよね正に)の方のクオリティに「こっちに力使ってんのかい?」と思わされますね。ここは一応音楽ブログなので言うと、こういったサントラ用の歌入り曲や一部BG(M)には時々感心させられます。メインタイトル曲は文字通りにJ-POP系統には違いないのでしょうがそれでも各々の多様性のようなものも感じられますし、BGの方は普通にトランスやダブステップなどと言ってよいような曲もあって、まあみんな頑張ってるんだなと思いますね。エロゲから国民的超ヒット曲が出て紅白歌合戦も出さざるをえない日も近いかもね。

Heldon
エルドンの1stになるんでしょうか、しかしよく言われる慣用句ですがこれが40年以上(1974)も前にリリースされていたという事実には驚かされます。DISCOGSにも書かれているんですがLPでいえばA面がウィリアムバロウズ、B面がノーマンスピンラッドという米国のビートニク/SF系作家へ贈られているか影響を受けて作られているのでしょうか、そのへん詳しくないので各作家とどの程度の芸術的共通点が感じれるのか私は解からないのですが、裏ジャケにも"ロバート・ワイアットに捧げる"とも書かれており、まあそういった様々な影響下や外国文芸への憧れなどによってフランス人たちが作った当時なりのサイケデリック系統のプログレッシヴロックなのだろうと、この素晴らしく近未来感を感じさせるロックというよりも音楽を前に整理を付けるためのプロファイリングをしておきます。とはいえある意味形容不能なので言語化が難しいです。1曲目がサイケかブルース調のバンドサウンドにフランス語のポエトリーリーディングが乗るといった実に古臭いロックですが、その後はRピナース節?全開のシンセが一番ミックスダウン的にも目立ち、またアレンジ的というのか音楽の要素として主体になってると思います。最後の6曲目はまた旧態依然というかエレキのオーバーダビングによるサイケ的な浮遊感があるロックと言えると思います。一般ジャンル的には結局ロックなのでしょうが、これもロック?と思えるほどロックの多様性やある意味一つの行き着いた先さえ感じられるほどの作品かもしれません。

DISCOGS