ourlittlesecret
このユニットの3枚目とのこと。とりあえずジャケがいろんな意味で惚れぼれとするんですが、まあこういうタイプがどうこうと言う訳ではなく、ただ内容よりは大人しいイメージかもしれません。と思いDISCOGSで見るにやはり初版のジャケとは差し替えられたバージョンのようで(ちなみに初版はダ○チワイフ)もちろんこのユニットの歌姫Jade4U、それと少し前書いたプラガカーンと、オリヴァーアダムスという3人組だそうです。リリースは1997年のようで、前述のプラガカーン「Pragamatic」の前年とのこと、しかしそれにしてはこちらの方がずっと捻りが効いてるアルバムのような気がして好きかもしれません。Jade4U(別名レイヴマドンナ)はプラガカーンのおそらく奥さんなので「Pragamatic」にももちろん参加ですし、オリヴァー氏も一部参加だと想像してるんですが(未確認)結局このユニットにおけるえげつないほどのセックスネタの歌詞や奥さんをボーカリストとして全面に出してるように、語弊があるかもしれませんが一種のフェミニンさがある部分がプラガカーン名義始めメンバー3人が持つ多数の名義とは特徴的なほどの違いとなっているからなのかもしれません。音的にも「Pragamatic」での直球的デジロックからレイヴを引きずっている曲ばかりという印象とはある意味対照的なほど、当時なりのビッグビートやヒップホップビート、時にトリップホップ調までいわゆる四つ打ちだけではない所にも彼らなりのバラエティーさを感じます。でも結局惹かれてしまうのはレイヴの曲調なのですが…正直どうしようもない歌詞に目を瞑れば、快作でしょう。

DISCOGS