comeoverherebaby
このユニットの2ndにあたるようです。当然?大傑作は1st「Can You Party?」の方だと思うんですが、イイ加減ながら一応レビュー済みなのでこっちになってます(笑)ユニットとはいえ実質トッドテリーのソロプロジェクトだと思うんですが、「Can You Party?」からのシングルカット曲が主にUKのレイヴシーンで受けたのに対して、この2ndではそんな事は嘘だったように地味になっているというかあまりやる気を感じないサウンドのような気がしますね。音的な違いとしては「Can You Party?」が典型的なほどのトッドテリー節とも言えるフリースタイルのビーツとサンプリングの連打がシンクロするハイパーな感じのフリースタイルハウスだとすると、こっちはずっとヒップホップのブレイクビーツ寄りでしょうか。ただ一曲目では盟友ルイヴェガがミックスで参加で、一応フリースタイルながらサンプリング連打やディープハウス風のベースラインによって変な雰囲気(笑)を醸し出している所や、「Can You Party?」に収録されていても全く問題ない言わば延長線上の6,9(の別バージョンの12)辺りが「Can You Party?」の残り香でしょうか、それらに限らず聴くべき曲もありますし、「Can You Party?」と比べなければ、これ単体ではフリースタイル〜ヒップホップブレイクビーツ的アルバムとして傑作の部類に入るのかもしれません。こんなレビューは置いといて聴かなきゃ損です。

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