fuelforthefire
ネイキッドアイズの実質(とは英米などで曲の若干差し替えがある1stは除き)2ndになるようです。恒例どうでも良いことからですが、私的にはCherry Redによる怒涛の再発盤群はなるべく避けたいんですが(笑)この手の大御所さんであるのと、ある意味目玉のボートラ曲のまさにオマケ的ではない収録盤は大目に見ます(笑)それにしても2nd本盤である前半10曲はDISCOGSを見る限り、もしかして初CD化!?なんでしょうか?調べる気もないので保留ですが、しかしだとしたら、これもあっぱれCherry Red!の目出度い再発盤ではないでしょうか。厳密にはCherry Red傘下Cherry Popですが…

アマゾンの人たちも一部書いているように、かわいそうながら傑作1stと比べてしまうと、一曲単位ではなく飽くまでアルバム全体の印象としてはとても及ばないというか、彼ら二人がやりたい事であったろうどこか懐かしいような往年のポップス(50's〜60's?)をエレクトリックな音にて再現したいという事と、それを十分理解したであろう職人プロデューサートニーマンスフィールドによる奇を衒ったほどの大胆なアレンジによるサウンドプロダクションが、がっちりと組んで規則正しく組織だった構造の超金属のように強靭にまとまった印象を受ける1stにやはり比べてしまうと、たしかに今一歩散漫な印象かもしれません。また、この2ndでもトニマンと組んでますがシングルカットとなった一曲目"(What) In The Name Of Love"や3曲目はアーサーベイカーによるプロデュースというような所も上記のようなどこかまとまっていないような印象の一因かもしれません。しかしあの1stと比べるという酷なことをしなければ、あまたの凡百エレポップバンドの遥か頭上を行くようなフルエレポップアルバムの傑作にも違いないとは思います。そんな申し分ない本盤10曲です。

そしてボートラが来ますが、1曲目は上記のようにAベイカーのプロダクションによる"(What) In The Name Of Love"の12"バージョン(ただし引き伸ばし作戦で長いだけ)と同プロデュースによる3曲目"Sacrifice"のやはり12"バージョン(どうやら正規リリースがなさそうなボツテイク?=貴重?)や謎の"(What) In The Name Of Love"別バージョンと来て、すみません調べてませんが恐らく7"のB面曲であろう"Two Heads Together"という曲、これが個人的にツボにはまってしまい、イントロや間奏などでのもろにシーケンサーで走らせてるシンセのフレーズが滑稽というかコミカルな曲でした。思うにこういった曲が2nd本盤や傑作1stにも収録されてれば、アルバム全体の印象も少し変わるほどのある意味強力なトラックかもしれません。2ndだったらいっそうまとまりがないような印象になるかもしれませんが…もろもろでやはりボートラ曲なのでしょう。残念ながらYTには無し。残り3曲はアルバム曲のデモバージョンのようですが、それらも個人的には少し骨組みが見えて興味深いトラックスでした。

オーバーオール(笑)繰り返しですが2nd本盤も1stほどではないにしても単体として見た場合、稀に見るほどのエレポップ傑作アルバムですし、また再発用ボートラも貴重な12"バージョンとB面やデモバージョン集のようですが、全くオマケ的だとは思えません。再発盤かくありなん!とでも言えそうな見事な再発盤の見本のような盤です。これも一家に一台ではないでしょうか。

DISCOGS