青春の画廊
このグループの1stになるようです。まず一発屋との根拠ともなっている"ロードショー"がアマゾンでも言われているようにやはり飛び抜けて良く、もしそんな事も知らずにざーと聴いていたとしても、この曲でほとんどの人が何か引っ掛かるのでは思えるほどです。つまりアルバム中でも特別な感じがするのですが、でも作詞作曲編曲まで全てが他人の作家による曲というのが何か気になりますが、しかしその他曲もそこまで良くはないながらもほぼ同様の路線、失恋または相手が亡くなってしまうという、ある意味この1970年代中盤頃までのフォークの寂しげという特徴が全体的に感じられるような曲調に思われます。しかし、その頃すでに出始めていたと言われるフォークから派生した言わば都会風味のシティポップソングなのかもしれない、そんなニューミュージックとの割合を言っても良いならば、フォーク8:ニューミュージック2ほどの塩梅かもしれません。もちろん配曲の塩梅ではなく、あくまでアルバム全体を見た場合、平均的な印象の塩梅です。ところがニューミュージックを言わば裏から支えたアーチストの一人、編曲家の船山基紀氏がロードショー以外ですが(ロードショーは青木望氏)、全曲の編曲を手がけているようです。ただ、それらが大成功しているかともし問われたならば、上記の寂しげか悲しげな雰囲気もっと簡単に言ってしまとメランコリックな雰囲気という統一感はあるにせよ、それ故だからなのかもしれません、やや若々しい覇気のようなものが感じられず、もっと言ってしまうと若々しくない印象を受けてしまう人もいるかもしれません。すこしめんどくさく(笑)分かりにくいかもしれないので、結論的にはタイトル「青春の画廊」とは一見安易なタイトルのように見えて、前述のような意味で凄く言い得て妙なほど内容に合ってる気がしてきます。

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