neimari
時々やってくる現代音楽の夕べです。ワルターマルケッティ氏、ほとんど知りません、なのでDISCOGSだけでも参照にしようと見ても(他まで検索するのはめんどくさいのです)三行なのでやはりほぼ分かりませんし、本盤のブックレットには同じく現代音学家であるRichard Ashley氏などによるあまり長くはないライナーノーツが載ってはいますが、今その微長英文も読む気にはなりません。何度か言ってる気もしますが(笑)要は音楽でしょう、ということで早速聴いてみます。なるほど、現代音楽でも言うなればよりダウナーな雰囲気で、場合によっては、じつはジャズやロックの文脈さえ感じられるいわゆるアヴァンギャルドな雰囲気のしかし現代音楽なのでしょう。具体的には怪しげな打楽器群なのか(何を叩いているのか分かりませんので)、それら打ち鳴らされている音へエフェクターのリヴァーブをかけているだけのようにも聴こえてくる、というのが第一印象です。と言いますか結局どこまで行ってもそれだけの61分全一曲のような気がします。録音を見ると1999年収録と言わば極最近だと思われます。結局取っ掛りもないのですが、そこでDISCOGS情報では、Jケージとの繋がりがあるようで彼が提唱した音楽におけるダダイズムに触発された所謂ミュージックコンクレートの作家とのこと。しかし知っている筆者の狭量な知識上で言うと恐らく、ダダイズムにしてもミュージックコンクレートにしても解かりやすすぎと言うか、かなり具象的な雰囲気の音楽だと思われます。しかしダウナーではあるんですが個人的には故に落ち着ける雰囲気であり、例えば就寝時の睡眠導入効果としては優れた音楽のような気がします。もしかしたら一番秀逸なのは音楽そのものよりも、イタリアの名門現代音楽レーベルAlga Marghenによる装丁等デザインや、ブックレットとは別にマルケッティ氏によるとても音楽の譜面とは思えない地図のようなコンポジションノートのような物が同封されていた所でしょうか。フラクタル図形のようでもあり、やはり音楽そのものよりもダダイズムを感じました。

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