EDB
B級と言ってしまっては失礼かなと思うつつ、やはりこのファンク〜ディスコの世界でも少しだけ色物っぽさが漂ってしまうEDB(バンドとは言え実質一人のソロプロジェクトのようですが)の圧巻のコンピレーションです。3枚のオリジナルアルバムとアルバムバージョンとは別の12"バージョンまで交えてCD2枚にしているようです。繰り返すと音的にはディスコでも難しいこと一切抜きで純粋に踊ることだけに特化しているいわゆるブギーと言ってしまってよいと思うんですが、そういう風に言うならばディスコというあまりに大雑把なジャンル分け自体がそのブギーと全く同義とも言え、そうするとこのEDBは王道の直球ど真ん中じゃないかと思うんですが、流れで言うと冒頭のB級とA級との違いは何なのか?やそもそもディスコというジャンルが音楽界のB級担当ではないだろうか?とさえ思えてきます。しかし世の中はA級の物ばかりで成立しているわけがなく、それどころかA級という物は氷山の一角であり、B級さらにそれ以下によって支えられているとすると、もしディスコという音楽ジャンルが世界になかったとしたら世の中真っ暗闇だ、と思うんです。さて肝心のEDBのほうですが、DISC1のほうに収録のM"Pop Muzik"のカバーやDISC2に収録のヒット曲"Pop Pop Shoo Wah"に代表されるテクノポップテイストというかもろにテクノポップから、正当な?まさにクラブではなくディスコでかかる為にあるようなディスコブギーと言えそうなファンクベースの曲まで、一言にディスコといってもこの人なりにディスコとは?と解釈したような幅の広いまた頭でっかちでなく再現できてしまうという凄く才能のある人だな、とCD2枚を通して聴けば自ずと誰でもわかると思う好コンピです。それはやはり圧巻です。

DISCOGS