bombers
レーベルがWest Endだからでパラダイスガラージクラシックな一組だとか少し前に流行ったNu-DiscoのDJ達に再発見されてプレイされたなど、そういった情報はまあ気にならなくもないですが、しかしそういうのは結局先入観になってしまうので、音楽を純粋に聴く上で全く必要はありませんしむしろ邪魔になるであろうと、こういった70'sディスコの少しだけニッチな?ユニットの1stを聴いていて思ったので書きました。ボンバーズ、たしかに12"シングルなどは例の?West Endのラベルなので引かれますし、音も当時のレーベルカラーなのか、どこか奇を衒っているような(このユニットの場合は、スペーシーな感じを押し出しているようです)そういった意味ではB級感、言ってしまえばB級ディスコなところがSalsoulやPreludeといったよく一緒に語れるようなレーベルの当時の諸作品とも通じる感触はあります。またベーブルースの代表曲のカバーらしい"The Mexican"(元々はEモリコーネによる「夕陽のガンマン」サントラ曲、にベーブルースが歌をつけてハードロック仕立てにしたという)辺りはなんとなく胡散臭ささえ漂います。ただそれら全てのはっきり言ってどうでもいい情報を取っ払って聴けたらなあ、ともう知ってしまった今はそれが出来なくなってしまう妙な悔しさとそれが出来た場合には、きっと中々胡散臭くもなにか20世紀のポップミュージックの多様性の一つをここに感じるような事が出来る、しかしあまり日の当たらない隠れたような傑作の一枚、とさえ思うことができたかもしれないと想像します。ちなみにアマゾン掲載の邦盤は1st⇔2ndとジャケを取り違えているようです。

DISCOGS