takeitwhile
結局こういうガンガンくるタイプは好きなわけで、昨日と繋げるわけでないんですがパンコウもやっぱり1stの方が好きなんですよね。こちらはフリースタイル系のs私的表現(でも某パクり)オーロラ三人娘の中でも御三家くらいにメジャーなグループだったんじゃないでしょうか。もちろん後はカバーガールズと私的にはセダクションを入れたいんですが、強いて言うとカバーガールズよりはコア寄り、セダクションよりはミーハー、という位置づけでしょうか、まあ独断的ではありますが、カバーガールズはプロデューサーなどは知りませんが、当時泣く子も黙る売れっ子だったラテンラスカルズによってリミックスなどされて、やはり中では最も売れて曲調も最もキャッチーだったのに対して、セダクションの方はまだ大ブレイク前のC&Cミュージックファクトリー(という名義もなかった頃だと思う)によって当時の彼ら流ディープハウスとフリースタイルが混ざったような感じでやはりチャートよりもクラブ現場仕様にされたりしていた、という処のちょうど中間ではないかもしれませんが、その間のどこかには位置づけされる気がします。

もちろん、曲毎にその場所は左右(左:セダクションvs右:カバーガールズ、革新vs保守といった感じで(笑)どちらにも振れるのですが、でもこのアルバムを聴いているとやっぱりカバーガールズ寄りでしょうか(笑)もちろんセダクションだって相当ミーハーなド・フリースタイルやさらにバラードなどもありましたが、やっぱりどこかディープハウスの匂いが漂ったりとアンダーグラウンドな雰囲気があったのに対して、そういった雰囲気は微塵もありません。とはアルバムとなると完全に売りに行く大衆向け仕様になるので。それは米国ショービズ界なのでしょうがないのでしょう。しかし持ってませんが、彼女らの12"ではフリースタイル職人だと思うオマーサンタナなどよる特にDubバージョン辺りのフリースタイル的なコアさ加減はもしかしたら御三家中では一番かもしれません。

語弊ありそうなので(笑)勝手に御三家はどれもそれぞれの良さがあるわけで、個人的にも甲乙は付け難いと思ってます。同じオーロラ三人娘という事でライバル的に外野は捉えていたと思いますが、上記のような意味で意外と住み分けはされてたわけで、各々がピークなほど活躍していたのが重なった頃は(分かりませんが)外野は三者三様を楽しめてさぞ楽しかったことでしょう。私もリアルタイムで米国で体験したかったかもしれません。代表曲"Hooked On You"の典型的フリースタイルな太いビートに哀愁のメロディーとメインボーカルの人の調子はずれで素っ頓狂な歌い出しはいつ聴いてもHooked On Youされます。フリースタイルフォーエヴァー。

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