Musick2
コイルの同タイトルシリーズのVol.2のようです。ちなみにVol.1はです。Vol.1ではメインの?二名、故Jバランス&Pクリストファーソンとどちらもコイル組?のThighpaulsandraというソロアーチストとDrew McDowall(後述するRマクドールと姓が同じなのですが、夫婦や兄弟などの親族でしょうか?)という人の4人体制だったようなのですが、このVol.2では最後の人が抜けて3人体制のようです。しかしシリーズにするだけあって(2枚しかありませんが)それはまるで姉妹盤のようで、曲調も両盤似通ってますが、さらにアルバムの流れという以上の曲順の配置(構成)がほとんど同傾向の曲を持ってきているようなんです。Vol.1が6曲、Vol.2が一曲多いのですが、その一曲は1分強でストロベリースウィッチブレイドのローズマクドールが歌いますが小曲なので実質カウントしなくてもいいかもしれません。両盤とも1曲目がじつに不穏で不吉な印象を与える曲でVol.1では"Are You Shivering?"という曲名からして喧嘩を売っているような曲ですが、このVol.2では"Something"…と言うJバランス氏の声が延々リピートしバックでは吹雪のような音が舞っているというやはりどちらもShiveringな感じです。2曲目もVol.1ではタンジェリンドリームばりのジャーマンエクスペリメンタルのような曲でしたが、Vol.2ではどちらかと言うとクラウスシュルツの曲のようだと思いました。

だらだらと書いてもしょうがないので、実際Vol.1ではファンの間でも最高傑作という評価もあるようですが私的には最初の2曲がベストであって、その後はだれる気はしました。しかしこのVol.2では3曲目"Ether"(エーテル)においてDISCOGSでも一人書いてるように言うなれば本作以前の耽美的でメランコリックなコイル節が聴け本作中でもひとつの山場となっているようで、そこが圧倒的と言ってもいいほどVol.1との違いのような気が個人的にはします。その後はやはり多少中だるみを感じなくもないですが、しかしラスト2曲、6.では元祖エレクトロニカのようなトラック上で再びバランス氏がポエトリーリーディングのようなボーカルとマクドールのバッキングボーカルの絡みが聴け、7.ではほとんどサンプラーのサイン波などをバックに当然バランス氏が囁き徐々に何か民謡の馬子唄のようなっていくという、それだけでも大作のような気にさえなってくるという構成かもしれません。やはり私は圧倒的にこちらVol.2の方が好きな気がしてきました。最高傑作との評価のVol.1を超えるとなると何と言っていいのでしょうか。

DISCOGS