scarlet
AAEの2ndでしょうか、前も書いた気がしますが(1stの時でしたか)場合によってはプログレコーナーの常連の彼女たち、しかし、これはプログレなんでしょうか…まあ譲歩して、ドラマチックで時にメランコリックにこれでもかと盛り上げる情感といった印象の部分には例えばプログレでもシンフォニックな方が好きな人などにはほとんど同様の感覚で聴けるのかもしれませんし、またアイリッシュフォーク的な旋律やアコースティックな音や雰囲気も大事にしていると思う言わばトラッドフォーク色がある所にもプログレ好きの琴線に触れる部分がありそうです。だが敢えてジャンル的に言うならば、DISCOGSのStyle:にあるようにもあるように、この音はどっちかと言うとポストNWと言っていいのか、神話世界をモチーフとした歌詞や耽美色などがある所から見るとアコースティックゴスロックと呼べはしないだろうか?と独断として思います。いや失礼した(笑)やっぱりジャンル分けはどうでもよいのですよ、こういったイイ音楽の前ではそんな事は全く意味がないでしょう。聴いて彼女たちの世界観宇宙感に浸れて場合によってはカタルシスすら感じられるほど癒されるというのは、この上もないほど贅沢かつ至福の時であろう、と思うんです。やはりそれ以上なにを望む。そんな音楽好きで良かったとほんとに思えるほどの一枚。

DISCOGS