everymanis
いまいち更新する気が起きないが書いてみようか(笑)クラスにいる変わりすぎてて浮きつつもなんとなく憎めないようなBCOです。100枚は有に越え、もしかしたら1000枚近い作品があるのはないか?と思うくらいの多作家なのでもちろん何作目など知る由もないのですが、Staalplaatなどの提携もある(今は解消のよう)Korm Plasticsから1988年にカセットとして出ていた作品の1999年リイシューCDR盤が本作、ということのようです。まずはケース裏面にVintage Recording・Digitally Remastered!などと書かれてるのですが、しかし実際にはいったいどこがデジタルリマスター!?と本当に言いそうになるほど、酷い音質です。おそらくマスターテープなどは無く、前述の売り物のカセットからアナログ→デジタルリッピングしてこのCDRにしただけと思い、しかもそのリッピング段階で発生したと思われるビットエラーにより、例の無音部では発生せず音の特にデシベル(dB≒音量)の大きさに比例して大きくなるプチプチというノイズが1曲目の終盤から主に2曲目、そしてその後ほぼ全編に渡り発生してしまっています。そんな正規的な売り物とはとても思えないようなブツ、つまり限りなくブートレグに近いようなブツではありますが、それでも我慢して聴いている自分が好きになってくるような作品です。本当に無くても知らなくても、この世界にもまた知らない人にも全く何の関係も無いどころか関わりが無い方が良いような作品ですが、やはり個人的には憎めないんです。というか問題児過ぎて愛おしいBCOの一作品です。音は、聴いてもらうしかありません。

DISCOGS