時々やっている(年2回との)名曲ベストヒット歌謡曲というテレ東の番組が知らない40〜50年以上も前の曲などやるのですが、もちろんどうしようもなく古い曲などに混ざり、見るたびほぼ毎回衝撃的な曲に出会えます。今回2013/9/26ではこれ。直情的に?書かせてもらうと何だこの少し死にたくなるような曲は…というのが第一印象でした。しかし少し経った今聴き返してみると曲名や歌詞などの徒然草的諸行無常感のせいもあるのでしょうが、さらにそれらを効果的にワークさせているのはやはりこの方のタイトル通り朗々として切なく悲哀さえ醸し出せる稀な歌い方にあるのだろうと思えてきます。はずかしながら仲宗根美樹さん、存じ上げずですが、きっとほとんどの人が知っているくらい有名な歌手なのでしょう。けして声量や伸びのある声という意味で上手い歌手とは言えないと思うんですが、この歌い方と声質、やはり類稀なる歌手だと思われます。上げたこの少し過剰なストリングス加味のアレンジによるカラオケ風バージョンだと分かり難いんですが(もうしわけない2、上記歌詞表示の為にカラオケ風でした)原曲の大正琴や♀コーラス使用辺りは古賀メロディーからの系統を汲んでると思い、また歌が拍子(テンポ)から前後に微妙に外れたりと、もちろんアレンジなど含めた楽曲自体凄いと思い、これはカラオケで歌いこなすのはなかなか難しい曲じゃないでしょうか。詳しい方詳細求む。