setthecontrol
これはいつ聴いても良いのですが(笑)ウィリアムオービットがレイヴっぽいサウンドにユニットとして挑んで成功したアルバムじゃないでしょうか。おそらくクラブだけでなく野外レイヴなどでもかかりまくったのではないかと想像しますが、しかしどこか生真面目な感触は感じます。隙がないというか氏の気質なのでしょうか、音の配置のような部分なのかもしれませんし、音色の選び方にまで至るのかもしれない、そのような部分がやっぱり綿密に計算されて配置や選択をされているからなのではないかと思えます。その他レイヴ系(大雑把な言い方で申し訳ない)が極めてチープだったりスカスカだったりするのとはある意味真逆のアプローチでやはり綿密にまるでテトリス(死語?私も古い人間なので(笑)か箱根の職人芸的寄木細工のように隙間なく組み上げられていったレイヴだと思います。やはりその点でレイヴっぽくはないと思う人もいると思いますし、レイヴ傑作というには賛否も分かれるアルバム(このユニット自体も)だとも思いますが、別にレイヴでなくても何でもよく、言うなれば90'sクラブミュージックの金字塔のようなアルバムであろう、とは思います。とりあえず今聴いても古臭さや雑や大雑把には全く聴こえないというのには驚愕です。

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