truckload
御大?パステルズの初期でもないので言うなれば第二期シングル集的コンピのようです。とは副題に"1986-1993"とあるように、レーベル的にはPaperhouse Records,Glass Recordsから半分くらいづつ収録のようで例えば古巣Creation Records(&Chapter 22,Kなど)からは1曲のみでそれもリミックスされて収録されてたりします("Baby Honey"、原曲の方がよほどイイ)。だとしても中には今となっては入手は困難であろうシングルがB面も含めて収録なのでファンでなくてもその辺シングルをざっと聴けてしまう便利さと、このバンドの資料としての価値もあるコンピかもしれません。それにしても一貫している、特にステファンパステルの自然な音痴加減は一貫しているので通して聴いていると、この人はもしかしたら天才ボーカリストなのではないだろうか?と思えてきます。と言うか多くの人の琴線に触れるということは実際に天才ボーカリストなのでしょう。もちろんバックのアコースティックなテイストを大いに感じるバンドサウンドもSパステルのボーカル同様かもしれない、どこか不安定でフラフラと何処へ行くのか行き先がわからない放浪者のような、一種危なっかさとしかし同時に開放感を感じさせてくれます。天才ボーカリストと、彼が奏でたい音したい事をよく分かっている仲間たちによる、強烈なオリジナリティを持ったこれもロックだと思えてきます。

DISCOGS