踊ってばかりの国
もう時代的にはバッファロードーターの女性陣2名が元いたバンドというほうが分かりやすいのかもしれないハバナエキゾチカのメジャーデビューアルバムだそうです。しかしバッファロードーターはよく知らないのでネット情報などを読むと、主にアナログシンセなどを駆使した少しエレクトロニカな雰囲気のユニットじゃないかと想像してるんですが、そんな想像とこのハバナエキゾチカとのギャップは相当ある気もしてます。本来はファンクロックバンドとの事、このメジャーデビュー以前インディーズ時代のライブなどは結構アグレッシヴで、轟音バンドとの評判まであったそうなのですが、この実質1stでは一応セールスも考えてか、プロデュースに御大ヤン富田氏を向かえ、氏独自の当時なりのダブからの影響と言う以上のそこら中でダブ的手法が聞かれたりやはりダブ的かもしれない妙な電子音なども飛び交ったりはしていて、特に1曲目の"アストロ・ミュージック"や"音と想いは夕べの大気の中で漂う"の3バージョンなどはハバナエキゾチカと言うよりもヤン富田の曲になってるような気もしますが、基本的に非常に聴きやすい全体的にファンクでロックな雰囲気のアルバムになっているので、当時で言えば日本のミクスチャーロックと言えるのかもしれません。しかし聴いていると、ファンクとダブの相性はこんなにイイのかと気づかされるほど両要素が溶け込んでますし、そこへ当たり前のことなのかもしれませんが日本的と言ってもイイのか、ジャパニーズインディーズ界の根底にも流れているのかもしれない、どこかニューミュージックの香りまで漂ってくる気もしています。ハバナエキゾチカのメジャーデビューにあたって、インディーズ時代の曲からかもしれないそこから選んできた自信の曲と同様頑張って作った曲に、ヤン氏としても代表的プロデュース作になるのではないかというほどのアレンジメントなどが合わさって、実際信じられないほど奇跡的なメジャーデビュー作になってると思います。そして全16曲72分の大作で聴き応えもあります。