morningscifi
これは10年も前のアルバムなんですか、なるほどそう言われてみれば、当時なりのブレイクビーツを使ったトランスだった気がする(今思うと)ニュースクールブレイクスと呼ばれたサウンドなんでしょう。流行り廃りが激しいというか、それ命な特にUKクラブ音楽というジャンルにおいて、10年という月日はあまりにも過酷というか容赦がないというか、十年一昔と言うように一つの区切りさえ感じられ、既に消費され尽くされた感もあるサウンドのような気がします。ただ、新しければイイのか?古いものはもうダメなんだろうか?と時々忘れないように自問自答をすることがあるのですが、大きく括ってポピュラーミュージックというジャンルというよりもカテゴリーにおいてはその根幹になるであろう、なにがしかのキャッチーなメロディーとそれを有効に活かすアレンジ、つまり作曲と編曲の良し悪しに尽きる気もしており、この人たちの場合は前者である作曲が今一歩な出来であったとしても、それを上記のようなブレイクビーツを使うなどして踊れるサウンドへ昇華するというアレンジ能力が、相当高い人たちのような気がします。結果このアルバムはどこかギミックに感じる部分も大いにありながらも、優れてダンサブルなアルバムになっているのではないでしょうか。そんな古き良きUKクラブミュージック史に残りそうな記念碑的アルバムです。蛇足で、ほぼ通常盤でDVD付き仕様なのですが、筆者は最初いらねえや…とは思ったんですが、実際見てみてインタビューなどはもちろん英語なのでヒアリングできる人しかいらないと思ったんですが(笑)ライヴフッテージが2曲連続収録で内一曲がもちろん本編CDにも収録のピーターフック(New OrderのB.)をフィーチャーした曲"True To Form"(ただしライブでは本人演奏ではない)で、だからなのか、Joy Divisionが2000年代に活動していたらこんな音になってたかもなぁ…などと個人的にはなにか思うところがありましたね。

DISCOGS

True To Form

Know Your Enemy