cantide
ルイジノーノ、なるほど…明らかに名前からしてイタリア人だと分かるところだが、何気なくこの現代音楽の中でもオペラ歌手がオペラ風に歌っている。一曲目がそうだ。オケがなく全く独唱のような部分もあり、そこはノーノがオペラ風も作曲できるという部分だろうか、しかしオケの方は基本不協和音でそれも一気に奏でるという所は当時1960年代でも、既に分かりやすい現代音楽、といった風情ではないだろうか。だとしても、現代聴いていてもまったく風化などは感じられない。圧倒的に迫ってくるような混沌のオケ、それにオペラの情感が加わり、何とも言えない現代的な不安感を煽られる。2曲目は混沌のオケのみ、3曲目はテープ編集などによるミュージックコンクレート作品。惜しむらくはトータルの収録時間が37分と短いことだろうか。

DISCOGS

Canti di vita e d'amore (I-II)

Canti di vita e d'amore (III)