ferment
中古屋でよく見かけるシリーズかもしれませんが、シューゲイザーのこれが1stアルバムのようです。12"は2枚持っていて中の一枚"Painful Thing E.P."は単体でレビューしたほど好きだったんですが、この1stも全くその路線で(どちらも初期なので)全編貫かれている、EPよりもLP(CD)で単純に長いというだけでもたまらないアルバムです。ただ、シューゲイザーという中で彼ら自身の強烈なオリジナリティというものがあるだろうか?と考えた場合、それは残念ながらあまり見つからない気もしてます。フィードバックノイズギターに薄っぺらいような軽いようなドラムスとドライブ感があまりないバンドサウンドの添え物化しているようなベースにウジウジしたような鬱っぽいボーカルという、言ってしまえばシューゲイザーテンプレートのようなバンドだったのかもしれません。しかし個人的にはそれでイイのだ!好きなことには変わりあるめえ!とそれで十分なバンドでもあります。アルバムの一点難を付けると"Painful Thing E.P."中ラストで一番好きな曲"I Want To Touch You"はEPバージョンの方が長いし好きですね、↓バージョンの方がRemixだそうですが。Cherry Redから(邦盤もあり)の再発盤には原盤には未収だった初期EPの曲がボートラとして収録なのでそちらがよさそうです。というかやはり全17曲計77分のフルレングス!でたまりません。

DISCOGS

I Want To Touch You

She's My Friend