fausttapes
世事に疎くなっとるがな…最近はまた満喫などでそれも旧作読み返しなどとかなりおっさん的に悲しい余暇の時間を過ごしてしまったりなんだけど、今日も「MONSTER」などを読み返し我ながら「なんだこの三連休…」とかね。「MONSTER」は悪くないので感動的だななどと思いつつも、こんな所でこんな時間に読んで感銘を受けてる自分はなんなのか(笑)と。それにも飽きて「ローラパーマー最後の7日間」(邦題だったか?)を見だして「これ別に満喫でなくてもいいじゃん…」とかね。

ああ、ファウストの3rdなんですね、所々で同じようなレビューを見かけますが、様々な曲調が短い周期で入れ替わるように聴こえてくる単純に言えば小曲の無造作な羅列、その様は精神分裂的でもあり乱数表に従って無作為に並べたようでもあり、しかし不思議なことに物語性すら感じる変な流れも感じてしまいます。タイトルを素直に受け止めると、彼らのショウケースか?引出しの多さ及び実際にそれら曲調を演奏できることを見せつけているのか?などと思うと、彼らなりの真っ当な芸術家魂=自己顕示欲のような物も感じようと思えば感じられなくもない、結局これはアートとしての傑作なのでしょう。1995年度版ReR Megacorp(Recommended Records)盤は、レーベルオーナーChris Cutler(Henry Cow)自身が錬金術師(その手にはホムンクルスが)を描いたジャケが内容を言い得て妙ですね。

DISCOGS

8 tunes from "The Faust Tapes"