Stranded
美麗見開きジャケシリーズの第二弾(うそ)、昨日は大門外漢による辛口コメントでしたが、こちらも大は取れるかもしれない門外漢ながら、ゆえにかかなり高感度が高いとにかくジャケです。1stから女性の見開きジャケという、親近感持てるバンドなんですが、個人的趣味ではこっちの2ndの方が好みです。曲名にもあるので、実際は違うと思いますが(笑)アマゾンをイメージした湿度高そうな密林にウェットで密着したほぼセミヌードではないかと思うワイルドな感じの女の人が横たわっているという、これはジャケ買いを狙っただろう、という美しいジャケだと思います。ただ同性の人、いや異性でも中には嫌悪感持つ人もいそうな気も同時にしますが、個人的には当時まだグラムロックと言われていた、セクシャルな自分たちをアピールすることでイメージ作りをしたムーブメントの一環だったかもしれないと思い、その点で許容範囲内というか好きですこのジャケ(笑)飾りはしませんけど、これはちっこいCDなどではなく、見開きジャケのLPで持っておくべき盤でしょう。持ってない人はめいっぱいでかい↑画像を開けてください。

さて肝心の内容、というかこのジャケあっての2nd、という主にイメージ的部分も大いにあるような気がするので、やはりジャケは重要でした。しかし、そのジャケと内容はいったい合っているのだろうかと思うに、実を言うとそれほど合ってないでは、と今更ながらします。和訳は現時点では未確認ですが、歌詞はざっと見、ボーカリストBフェリーその後のソロでの割合はその相当数がそうだったと思いますが、ラブソングらしい物はほぼ無く、どちらかというとやさぐれ系のやはり若さゆえのどこかつっぱったような物のような気がします。Bフェリーの声も若く張りのある精力的なものですし、バンドサウンドも爆発しそうなものをどこかで抑制しているような気がしており、それが逆に若々しい印象を与えているのではと思います。やはりグラムロックムーブメントの影響もあるのかもしれませんし、その代表格的バンドだった為の一種の縛りのような、抑制を感じてしまいます。しかしそれらがこの2ndにおいては好作用となっており、やっぱりなんとも言えない、不良のかっこよさのような物で満ちているアルバムではないでしょうか。

DISCOGS

Street Life

Mother Of Pearl