dominions
テクノ失楽園ことオランダの中でもその代表的テクノアーチストだと思うステファンロバーツのフローレンス(フィレンツェ)名義の1stです。思い入れがありすぎてきっと上手く書けない予感(言い訳)の中、ロバーツやその他名義テラスなどでもしかしたら今後書くかもしれないので(全く未定)人物的な事は全く無視して、このアルバムはUKは当時絶好調と言ってイイほど勢いのあったピュアテクノ(インテリジェントテクノ)専門レーベルNew Electronicaから満を持してこの名義でフルアルバムの発表だったという時点で、筆者などは今でも感涙を流しそうになるんですが、しかし当時速攻で買って家で聴いたら、そんな期待の高さのせいか、まったくがっかりした覚えのあるアルバムでした。センスのある装丁(ジャケですが)さらに美しいイタリアの古都の名を恐れ多くも用いた名義と、恐らく直訳的な統治領などではなく最上級天使の事であろうアルバムタイトルなど、言わば形もあまりに完璧なパッケージだったので店屋でもしばらく見とれそうだったほど(そんな事はしませんが)だった事もあり、実際の音を最初に聴いた時は「ああ…こんなものか…」と期待と現実のギャップに人生の無常を感じたほどでした、大げさに言うと。しかし、それからなんと20年近い歳月ですか、その事自体にも愕然とするのですが、今またここに再び真剣に聴き直してみると、当時の若造がなぜそれほどがっかりしたのか?全くわからない気分になったと言わせてもらいます。まったく素敵です。禁断の果実を食いエデンの園を追われた元最上級天使は堕天使となり熟れた果実のように耽美的な古都に舞い降りる、所を表現しているのかもしれません。

DISCOGS

Jupiter Satellites - Part One: Red Spot - Part Two: Callisto

Dominion - Complete