Pigs & Battleships
Factory Benelux系アーチストQuando Quangoの唯一のアルバムである。筆者の狭量の知識では現M-PeopleのMike Pickeringが在籍していたバンド、というくらいだが、年も80年代半ばということもあり、また同時代Factory Recordsのファンク路線のバンドA Certain Ratioや時にはNew Orderなどと同様の所謂レーベルカラーも所々で感じられニンマリとしてしまう。プロデューサーとして又はメンバーとしてACR(Donald Johnson)やNO(Bernard Sumner)やDurutti Column(Vini Reilly)なども参加しているので当然なのかもしれないが。その他いかにもUK的なダブやレゲエ調やラテンノリなどもある、基本的にダンスバンドだと思う。全面的プロデューサーの当時NYクラブ界重鎮Mark Kaminsによる所も大きいのだろう。このCD再発の際、ボーナストラックとして収録されているのはMark KaminsによるリミックスやGt.にJohnny Marrが参加している曲などだが、個人的にはそのボーナストラックの方が面白いと思ったが、本体自体も上記のようにバラエティーには富んでいるので少なくとも飽きることはない。けして絶賛は出来ないアルバムかもしれないが、上記のような当時の質感や、当時の仲間たちによる試行錯誤的共同作業を感じるなにか初々しさのようなものがある愛らしいアルバムだ。

DISCOGS

Love Tempo (Remix)

Tingle