The Audio Medium
デフレってのも聞き飽きたのも超えて、もう誰もあえて口にしなくなったほど定着してるのかもしれませんけど、私的には特に食べ物、べつにそんなに安くはないな…と思ってますね。これまたベタな例えでデフレバロメーター的牛丼チェーンの値下げ競争あたりは確かに200円台で並は安いかもしれんな…とは同意ですけど、スーパーなどでファストフードの代名詞かもしれないカップ麺などをとっても100円切ってるのは低品質(特に油)な物くらいで、カ○プヌードル&カ○プスターだってたいてい100円以上しますしね、レトルトカレーなども200gとかボリュームだけはあって品質低な物はさすがに100円以下で定番商品のボンカレ○も下手したら200円台だったりと私やけして安くないと思うがね。たぶん日本はまだまだ世界的に物価めちゃ高な国じゃないかな。デフレスパイラル怖い、とかもよーく聞きますけど、べつにそんなにこわかないと思うけどねえ(笑)ま、何が言いたかったかと言うと、下がる余地はまだまだあり、言ってしまえば貧乏人がまだまだ増えていく世の中、そういう食品業界のあがきもまさに無駄な抵抗であって物価は下がらざるをえないし、ケインズ的にはそうやってある地点(プライス)で安値安定という、落ち着くところで落ち着かざるを得ないのは皆思ってることじゃないですか、ということかな。

名前も音もまったく初聴きのアーチストです、100円だったので。早速DISCOGSを見ると、この作品は早10年も前の2002年リリースで、今も聴いてますがこのポストロック系門外漢である私でも、これは当時的に典型的なポストロックではないかな?と思うところありですね。バンドサウンド的にはここをご覧の皆さんの方がもしかしたらよっぽど想像出来ると思う、やっぱりどこか悲しげでメランコリックなマイナーコード進行っぽい言ってしまえば鬱な3ピースサウンドという所ですが、ただそこへ時折加わる泣きのシンセとでもいうべきパッドやリードソロ弾きシンセなど、その点では個人的にほんとに少し引きこまれますし、このバンドとしても上記のような少し凡庸なポストロックバンドサウンドでは出せない自身のオリジナリティとして自負しているような所ではないかな、と思いますね。それに当時のポストロック系にありがちではなかったかと思う、変にミニマルで引っ張りすぎて冗長な感じになってしまうような所が、ほとんど無いのも好感です。但し、やはり少し時代物というか、現在ではもうどこかで聴いてしまったようなポストロックであることには違いないような気がします。またフォローしとくと、アマゾンレビューの人に同意な、全体的にはセンス悪くないと感じましたよ。

DISCOGS

"The Audio Medium" Part Two (Live)