四季
大寒まであと何日か、という所でまあさすがに寒い、とはいえ世界には関東地方(それも南関東)の何倍も寒い地帯から見ればまさに屁のような寒さなのだろうとは思ってますが。それにしても相変わらずいま南半球は夏真っ盛り、真逆で暑さのピークを向かえているとは、俄かには信じられない。そりゃ知識としてはそうだと思いますけど、実感はできませんね。ほんとか?という頑固&アホな私は祖父の血を受け継いでいるのだな、と変なご先祖様意識も芽生えるんですが、とは家族の誰かが「いま南半球は夏で暑いですって」と言ったら祖父は「そんなはずはない!!」と頑なに言ったそうな。やっぱりわからんでもない(笑)何が言いたいかと言うと、ネットもそうですけど、知識という頭だけで解かった事はそれだけでは必ずしも価値があるとは思えないということかな。バーチャルは、リアルに行って見て匂って触って味わって感じるという行為の100万分の一くらいの価値しかないという、極めて抽象的な結論にて筆を置く事とする。

bigarea
昨日微かに郷愁コーナーの続きを示唆してるんですが(笑)並べるのがめんどいので大好きなゼンジェリコです。好きとはいえ、バンドとしての背景、歴史&裏方等々詳しくもなく、ただこの2ndがやはり彼らのピークの作品であろう、という少しだけ悲しい印象はあります。1stももちろん好きですが、これに比べるとずっと地味ですよね。やっぱりタイトル曲の世界的ヒットがぐっと彼らの背中を押したのでしょう、比べ物にならないくらいの弾けっぷりだと思います。所謂80'sなので、シンセ多用のエレポップ感があるのかと思いきや、私的にエレクトロニクス感はほとんど感じず、そういった意味ではポップなロックの正攻法のバンドサウンドでぐいぐい持っていきます。それは当時の言葉で言えばスタジアムロック、という事になるのだと思いますが、その先輩達のU2やシンプルマインズ(のエレポップぽさが少なくなった黄金期、"Don't You"〜"Promised You A Miracle"辺りかな)さらにa-haと系統としては同じ系統なんじゃないかと思ってます。さらにアコースティックでドラマチックなミドルバラードロックなども挟みつつ、後半も超ヒットシングルありの前半と同じくらい(あ後半からもシングルカットありましたか…"Sugar Box")ノリのよい正統派ポップロックでぶっ飛ばします!超イイですね〜最高じゃないですかこのアルバム。しかし残念ながらこれが彼らの最高傑作となってしまったようです。

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