E-Mail From Eternity: The Best of Sad Lovers and Giants
世の中にはいわゆるトラブルメーカー(以下TM)という人がたしかにおり、よりによって近くにいるとやっかいですね。というか誰でも近くにそういう人の一人や二人いるはず、それくらいTMは世の中にはびこっているのだ。まあそんな私的TMの定義とは、1.だいたい心配性。2.しなくてもよい余計な行動でトラブルをその場で発生または伏線を張り未来に生じさせる(これは一般的定義でもあると思う)。しかし一番やっかいなのは上記とも通じるが、3.一種の予言者的性質もだいたい兼ね備えている事。つまりかなりの確率でそのトラブルを予言、そして自力(直接的)または他力(間接的)によって実際に発生させてしまう。こういう奴あ、やっかいだ(笑)なんとかとハサミは使いようまたは諸刃の刃とは今回けだし名言と思ったのだが(笑)逆に使いようによってはトラブル防止メーカー(TBM)にもなる資質もあるということか。そんな実は潜在能力も高い人々なのだが、まず、TMとして一生を終わる。

一応ネオサイケつながりでしょうか、SLAGのベストですが、しかし彼らは昨日のAATTと比べてほとんどファンとは呼べない者で、このベストしかじつは持ってないのです。私的にはこれで充分な気がしており、なぜなら彼らはあまり器用なバンドではないようで、どうも一本調子な印象だからです。しかし、その一本調子にも曲自体の良さや、それを自分達流のバンドサウンドへ昇華できるアレンジ力の高さなどで、飽きるということは全くありません。それゆえに、この手のネオサイケバンドではビッグネームなのには納得です。しかし私的に残念なのが、特にイントロ部などでギター一本またはピアノまたはシンセソロ等による訴求力がある泣きのメロディー辺りには「このソロのまま一曲作ってくれ」などと思ってしまうんですが、その後にネオサイケ全般に言えるかもしれない、いやそれこそがネオサイケ的なのかもしれませんが、少しダサいメロディーによるバンドサウンドに言わば切り変わってしまう部分、に少し残念さを感じてしまうバンドです。しかし愛すべきB線バンドという気はします。

DISCOGS

Imagination

White Russians