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ここ怖ーい…むかし大島渚監督の「絞死刑」(白黒映画)ってみましたが、執行された後生き返った死刑囚と警察など周りの葛藤を大島監督独特の美学で例によって変な映画でしたけど、ここをちゃんと見学して作ったセットだったのか、これと全く同じでしたね。動画ニュースでも言ってますけど、まさに無機質、絞死刑執行の為だけの無駄な物が一切ない部屋ですね。こんな所で殺されるのか。たしかに犯罪抑止力と遺族の心情というニーズはあるのでしょうが、結局、それだけの気がするんですよね。仕事とはいえガラスばりの立会室でよく見れるな…千葉法相もよく見たよ。選挙に落ちてたけどな。

100円だったのでようやく買ったケイトブッシュの一応最新作ですか、熱狂的なファンも多い彼女には申し訳ない、アルバムはこれも含め5枚くらいしか持ってないという田分け者です。それにしても大作とはいえ、合わせて80分というCD2枚に分けるギリギリのライン、逆に言うと、おそらく大量に出来た曲からそれだけ厳選した形こうなった、ということなのでしょう。そんな安心印の名曲群でしょうか。しかし、田分けたファンとはいえやはり「Dreaming」、「Never For Ever」、「Hounds Of Love」辺りのぶっ飛びさ加減はもはやここにはない気がしており、ブックレットで知りましたが息子さんも出来、安定し満たされた心理状況下で作られた、いわば鉄板なアルバムの気がします。それらをどう見るか、どの立ち位置から見るか、によってこのアルバムの評価はきっと分かれるのではないでしょうか。

DISCOGS

King Of The Mountain (Kingといえばエルヴィスなのだろうか?少し腑に落ちない…)

A Coral Room