Xenakis: Works for Piano, Vol. 4
「こっちを買うつもりじゃなかったんだけどな…」久しぶりにタイトなスーツを着たせいかどうも背中辺りに窮屈さを感じながら店やの階段に座った男はつぶやいた。いや二枚あったクセナキスの安い方を買ったつもりが気づいてみれば高い方が袋に入っていたという昨日の出来事でしたが、しかしなぜか取り替えには行かず、これもまた何かのご縁、と思い通りにはならない人生を受け入れるポジティブな面も持ってます。というか単にめんどくさかったんですけどね。でも得てして、こういう場合そっちの方が良かったりして?といま聴いてますが、やはり少しうるさいかな。クセナキスはオーケストラ使いの圧倒的なカオス感や、一転チープな発信音的電子音楽の方面は好きですが、こういうピアノソロとなると少し引いてしまう部分があるのです個人的に。ただ、奏者の高橋アキさんは知りませんでしたが(有名な方なんでしょうか)その人の女性的な当たり(Attack)があまり激しくない演奏に少し助けられてる気がします。結局、静かな曲やクセナキス節だと思う秩序だった乱れ打ち(彼は数式のようにコンポーズしてると思うので)のパーカッションやストリングスも参入する曲辺りは良いですね。このように偉そうかつ批判的な文で書くと、クセナキスマニアの人に怒られるほどの盤なのでしょう。1134円也。DISCOGS未掲載

Xenakis Takahashi
Palimpsest (excerpt)