sensurreal
勝手にお約束中のセンスリアル?と読むのでしょうか、前のジャード君ともう一人(両者本名はオランダ語なので読めません)のユニットです。私的にはカークデジョージオ(As One)運営のピュアテクノ専門レーベルARTのコンピ収録だったので知りましたが、それ以前にも今は無きR&Sなどからもライセンスリリースされてるようで、それなりの知名度はあったのかと思います。ちなみにこのアルバムや前後のシングルは全てスピーディJのレーベル
Beat Me Up!からです(スピーディJはEditもしているようです)。また別名義It's Thinkingのシングルは今でも聴けるほど普遍的なかっこよさを持ったユニットだったのでまたネタ切れになったらレビューいたします。さて肝心の本作も、15年前の作品ということですが、思ったより古臭くありません。意外と普遍的な響きを持ったアンビントテイストが大のピュアテクノといった風情です。アンビエントテイストには流行り廃りはあまり無いと思いますし、ビートの特にブレイクビーツ使用辺りにはレイヴからの流れがありますが、だからといって古臭くは感じませんでした。そういった意味ではかなり奇特なアルバムかもしれません。これからも聴き続けられそうなほど飽きのこない、聴く度に新鮮な部分すら感じられるほどの良作テクノアルバムです。

DISCOGS

Hardfall