godspeed
ブラザーズインリズムによるトランスサイドの仕事の極みは、この曲ではないだろうか。

昨日も彼らが気を使っていたと思われるBT本人の曲にして、タイトル通り疾走感のある彼にとっても代表曲の一つと思われれ、本人によるリミックスも原曲とほとんど変わらない長さを変えただけのエクステンデッドミックスであるが、クラブプレイを意識してか、展開がより分かりやすくいわゆる上げ下げのメリハリが付いている印象だ。その素材を元にブラザーズは長尺の9分半とし、展開もBT本人リミックス以上に分かりやすいものとなっている。

まずシンセやシンセベースなどの音色がほとんどプリセット音のような単純さを感じるが、その展開の妙がそれらを払拭し、聴いている内に全く気にならないどころか、ベストの音色のような気がしてくるから不思議である。

ドラのような音とスネアの連打にて始まり、そこへバスドラム(キック)やハイハットや原曲コーラスの細切れなどが加わり、約束事のようにシンセによるトランシーな上物や原曲のアコースティックギタートラックなどが徐々に加わっていくが、おもむろにそのアコースティックギターとコーラスのトラックだけになる所など、やはりじつに分かりやすい展開ではないだろうか。加えてブラザーズ側独自の疾走するベースラインがより一層ゴッドスピードへと近づける。

両者の言わばリミックスコラボレーションは唯この曲だけだが、その後なぜ実現しなかったのか?理解に苦しむと共に残念でならない。

DISCOGS

Godspeed (Brothers In Rhythm Mix)