Last of England
年末につきラストが付くこのアルバムでも。

デレクジャーマンフィルムのサントラですが、フィルムの方は見たことは無く、純粋にアルバムとして聴いてます。デレクジャーマンフィルムの音楽に無くてはならない人であるサイモン”フィッシャー”ターナーがここでも2/3を手掛けているので、いわゆるシアトリカルな作品。

前半は完全に彼の独断場で生弦楽隊によるオーソドックスな映画音楽から環境音を取り入れたエクスペリメンタルミュージックやそれと似た傾向ですが抽象的なアンビエント音楽など、やはりイマジネイティブな曲があまり脈略もなく延々と続いていく、というある意味BGMに適しているアルバムではないでしょか。

ただその後なぜかレッドクレイオラやらマガジンやギャングオブフォーのメンバーやディアマンダギャラスなど、多少アーチストの寄せ集め的というありがちなサントラスタイルになるので後半は散漫な印象もありますが、そこでもターナー氏は関わっている曲もあるのでトータルで見ると統一感があるアルバムになると思います。

DISCOGS
Tonala