PSBに続き往年の第二次ブリティッシュイノヴェーション代表選手FGTHです。これは間違いなく大作でしょう。アナログだと2枚組みですからね。シングルカット曲満載のAB面(FGTH的にはFG面だそう)はもう全編ハイパーなテンションでお腹一杯になりますし、C面(T面)は一転、ブルーススプリングスティーン"Born To Run"のかなり素直な疾走感溢れるカバー、次もバートバカラック"San Jose"(Do You Know The Way To San Jose)のボサノバ調カバーと、思わず彼らの誠実な部分を見れる気がして好感です。D面(H面)も素直で、いかにもな80’s調ダンスビートな曲が続きますが、やはり最後は恐怖の名曲だと思う"The Power Of Love"で何か裏切られた気がするのです。古臭いですが、FGTH&プロデューサーのトレヴァーホーン&レーベルZTTの名をUKのみならずやはり米や全世界にまで轟かせたと思う歴史的名盤です。

DISCOGS

♪The Power Of Love / Frankie Goes To Hollywood