80'sといえばトーマスドルビーだな(かな)当然ベストなんですが(昔ベスト盤しか持ってない男は嫌われるよと言われたような)しかし、これは文字どおり珠玉の名曲群で、間違いなく一家に一台でしょう。

最初の方はあまり馴染みのない曲群ですが、じつはゆえに新鮮。トーマス氏のサウンドプロダクトも初期ゆえに、より飾り気がなくてシンセ音丸出しな感じもあり、それらもろもろで非常に好感です。しかし2曲目"URGES"なんて音数多く、展開&アレンジも凝ってる気がするかなりの名曲。ただ聴く前は前半の山だと思っていた"AIRWAVES"は以前書きました(但しテキトーエントリー)クレプスキュールコンピ収録であるデモバージョンの方がシンプルゆえに個人的好みでした。

MTV等でセンセーショナルに出てきた頃の中盤"SHE BLINDED ME WITH SCIENCE"や"HYPERACTIVE!"辺りは、あまりにもハイテンションかつサウンドがやっぱりド80'sなので、個人的には今聞くと非常に厳しいです。ただそれら2曲の間に挟まる感じでひっそりと佇んでいる、まさに名曲"SCREEN KISS"のシンセパッド等ドリーミーさ加減にはうっとりします。

"HYPERACTIVE!"以降の後半、若干レゲエ調等の曲は今一歩なんですが、2ndアルバムタイトルトラック"THE FLAT EARTH"はそれなりにアンビエント感が良い秀曲。その後終盤は後期なりにまた落ち着いていき、トーマス氏のソングライティングセンスの高さもよく分かる曲群です。ただラス前"CLOSE BUT NO CIGAR"は「あれ、どうしちゃったの?」といいたいくらいストレートなアメリカンポップスです。

いずれにしても、良い曲を書くメロディーメイカーであると同時に良いアレンジセンスを持っている天才でしょう。今更ですが。

♪SCREEN KISS / THOMAS DOLBY