ヴィスコンティの4日目です。これ時間的には少し長いんですが(約3時間)その割には飽きずに見れたので良い映画なのでしょう。↑邦版タイトルはどうか?と思うのですが(内容と合ってません)。

話は一家の大黒柱を亡くした母&息子5人の家族が、田舎のイタリア南部から大都会ミラノへと一家総出で出稼ぎにくるという話。そこで5人の若者が人生いろいろと、言うよりも、一番上の兄だけは独自路線で幸せな家庭をそこで築くのですが、その下4人はかなり相互依存な感じで、お互い影響しまくり&ほとんど悪影響で、二人目の兄が仕出かす殺人事件という悲劇へと向かって行く、というまあ悲劇ですね。

個人的琴線は、アランドロン(フランス人なんですけど)演じる一番の主人公ロッカと二番目の兄シモーネと娼婦ナディアの三角関係でしょうか?というかそれがメインのストーリーです。最初シモーネと付き合ってた(といっても相手は娼婦ですから、彼女はお金目当て)ナディアは当然上手くいかず、自分の意思でイタリア軍兵士となったロッカと、その任地で偶然めぐり合った彼女とくっ付き、両者本気に。ナディアも本気ゆえに娼婦をやめ真面目にタイプ学校かなにかに通い始め、お二人さんかなりイイ感じになってたかと思いきや、それを知ったシモーネは当然怒り狂い、両者深夜のデートを悪友複数人で襲撃し、なんと弟(ロッカ)を殴り、ナディアを彼の目の前で犯す。悲劇の始まりです。

そんな風ですが、観る方もおられるかもしれないので、話部分はこの辺で。

総括は、田舎住まいの一家が大都会へ出てきても馴染める訳もなく結局悲劇になる、という、ヴィスコンティの主張でしょうか?それは少し乱暴な見方かもしれませんが、ヴィスコンティはイタリアの田舎(地方)への憧憬が深く、反対に都会(ミラノ、ローマ等)への抵抗感があるような気がするのですが、これはやっぱり暴論でしょうか?是非ヴィスコンティ研究家の方に意見を聞きたいところです。

ちなみにストーリーは五人兄弟ビンチェ、シモーネ、ロッカ、チーロ、ルーカと5パートに名前が付けられて分けれてますが、その中で一番好きなのはシモーネだったりします(主人公ロッカ役のアランドロンは少し苦手な俳優です、目が怖い…)。当然一番のダメ男、にして最低野郎&下衆野郎(失礼)なんですが、ゆえに男の美学がありますよ(笑

イタリアといえば!オペラ!なのでジュゼッペベルディで。歌ないっすけど。

♪AIDA - Preludio / Claudio Abbado; Coro E Orchestra Del Teatro Alla Scala