早朝みたこの映画でも。アマゾンレビュー↑画像リンク先では絶賛の大嵐☆5つなんですが、そうくると天邪鬼の私は酷評したくなる、というのは本当のようで嘘のようで本当の話。うーん、嫌味のない普通にイイ映画だとは思うのですが、ゆえに引っかかりもなく、また、結構な予定調和度=ご都合主義感も。話は、イギリス北東部の田舎町に住む少年が、炭坑労働者である父親と同労働者の兄の反対もよそに、バレエダンサーになる、という映画。

良い所は、いかにもイギリス的な炭坑労働者の生活感と、この手の話には付き物の、組合との闘争&スト等、挟まれて、イギリスの抱える問題&ある意味文化を何となく垣間見える気になる所。スト闘争の時、警官と抗争シーンにはクラッシュ"LONDON CALLING"などがお約束ように流れ、面白かったりします。そう音楽は良いですよ、他にも大々的にT・レックスや、ジャム&スタカン辺り、英国音楽好きにはグッとくるシーンも多いかと。

しかし悪い所は、やっぱり素直過ぎること。変な言い方させてもらうと、サックサク進んでくロールプレイングゲームに似てます。バレエダンサーになり最後は成功するという最終目的地にまで、紆余曲折あるようでいて、全然安心&間違いなく進んでいくさまが、やっぱり安心できすぎ&もの足りなさを感じずにはいられませんでした。そんな中でも個人的琴線は、主人公(エリオット)の親友マイケルが、じつはゲイで、エリオットへ密かに寄せる愛にはグッときた!しかもマイケルカワイイ!あの役者多分女の子だよ。以上。

♪CHILDREN OF THE REVOLUTION / T.REX