NETFLIXでも見れるしAmebaTVでも何回もやっているらしいんだけどこの映画の本チャンは見たかったねえ。しかし1975年か、40年も前なのでさすがに誇大妄想狂的な気もしつつも(笑)Dリンチじゃなくてこのご本人が撮っていたらと思うと、たしかに悔やまれる。リンチ版もそれなりに楽しめたのだけど、ネタバレするけどご本人は観て出来の酷さに「助かった〜」と思ったとのこと。ご本人版だったらさぞかしぶっ飛んだ映画になってただろうねえ。この映画中でも出てくるけど膨大な絵コンテ&設定集&脚本やマンガにもなってるので、それらを忠実に映像化できるなら、アニメなどでも可能だって言ってるからいずれ誰かが撮るかもね。生きてるうちに観たいものだ。それにしてもハリウッドの閉鎖性と見る目の無さよのお。
そこでなんとなくそれっぽいやつで(笑)Cybotronといえば、筆者的にはセミ専門分野?のデトロイトテクノの方がどうしても思い出されるのですが、しかしここは敢えて、どうやらオージープログレ方面のユニットだったらしいこちらのラストアルバムのようです。まずはこれしか持ってないのですが、本作はとても好みの音楽だったので、できれば遡って聴いていきたいと思わされます。本作は書いたようにラストアルバムで1980年作、本作に限って言えば、相当にシンセが目立っており言ってしまえば主役なので所謂キーボードプログレになるのだと思います。DISCOGSアーチストページ(トップ)に書いてあるようにオージー達が本場ドイツのタンジェリンドリーム等のクラウトロック〜ジャーマンエクスペリメンタルなどに影響や憧れを持って奏で始めたようなユニットだと思うのですが、当初はそうだったのかもしれません、しかしラストアルバムの本作においては、それら本場のバンドの言わばモノマネからは脱し、良くは分りませんがオーストラリアらしさなのか、悪く言ってしまえば少し米国の産業ロックのような匂いが例えばサックス使用などのブラスセクションややはりハードロック的なエレキの旋律や編曲辺りから感じられます。しかしそれらジャーマン方面+米国方面+オーストラリアらしさ?などが本作にて渾然一体となっている気がし、モノマネではないオリジナリティのある独自の音楽に昇華しているのではないかと思います。まあ、これから遡るかもしれないので本当の評価は以降に保留します(笑)蛇足ですが本作はCD化の際にLPだった6曲+1曲目の別バージョン等のボートラ入りで全12曲になったようですが、そのボートラの方が上記のような産業ロック色が濃くなってます。正直ボートラの方は少し陳腐です…(Peter Gunnとか…)
DISCOGS