KEMPIRE

How deep is your Love?

September 2014

We Created It, Let's Take It Over Vol I / Ramleh

wecreated
まだ屍(前エントリー参照)を埋葬できずにいるのだが、冬だからまだいいものの早くしないと内側から虫が湧いてくるのではないかと思ってしまう。それなりに土を掘るのがめんどいのだが、いつまで玄関に置いておくわけにもいかないな。それにしても屍とは観察しているといろいろと考えさせられる物だ。いわゆる魂とか魂の永遠とかほんとかよ?と。その他生物やもちろん人間も死んだらやはりハイそれまでよのような気がしてくる。別に何も残らんだろうね。屍からなにやら魂のような物が抜けて昇天していく、とか(笑)漫画や映画じゃないんだから。ただよく言うようにその人(動物、生物)を知ってる人たちの中に思い出というだんだん劣化(顔もぼやーっと忘れていくとか)するデータとしては残るのだろうか。人間も生物も全て生きてるうちが花、死んだら終わり。私は息もしているし食う物がなんでも旨い!くだらないテレビを見て大笑いもできる。ガハハハハ!玄関の中にある屍に私は勝ったのだ。そういう実感をしたくて放置しているのかもしれない。

このバンドの過去音源集的シリーズのVol.1とのこと、たしかVol.2は済みなのですが私は見る勇気がないので見たいなどという珍しい方はご検索ください。ですが内容的にはうろ覚えながら、というよりもこの手のパワーエレクトロニクスに大差もないと思いますが、DISCOGSを見るとVol.2は元メンバーフィリップベストの別名義とのスプリットLPの片面+参加したコンピの曲などのようですが、Vol.1の方は最後の曲だけがコンピ参加曲のようです後はカセットでリリースした3本?のアルバムから収録しているようです。とはいえVol.1&2どちらにしても時代は1980年代前半のようで、明らかに今聴くとパワエレテンプレートどころか牧歌的なほどの雰囲気さえ感じてしまいます。ただそう割りきって聴けば就寝時使用が可能なほどのアンビエントとすら言えそうです。いずれにせよノイズ/インダストリアルなどのコーナーにあったのは遠い昔のことのように思えます。時代の流れとは恐ろしいものですね。

DISCOGS


Semtex / The Third Eye Foundation

semtex
ブログなので私事ですが、事情で預かっていた芝雑種雄犬が今日(12/14)死んでしまいました。俺は一生懸命世話をしたさ。それは預け主も知っているので問題はない。うちに来た時はまだまだ元気だった。正確な犬齢はわからないが、子犬の時に拾われてきてその時点から17年近く経っているのでおそらく人間に換算してみれば(それは土台無理なんですけどね(笑)100歳は超えていたのだろう、うちで2年預かっていてその間見る見ると老いていった。最後の方は、もちろん犬はみな大好きな散歩も神経系のびっこのせいで大変そうだったが、それでも行きたかったのだろうと思う。じっさい3日前には行けたんだが、上り坂はじつにきつそうでとぼとぼとうなだれて、下り坂では胴体着陸のよう格好でコケながら下る有り様だった。最後の方は悪いことをした。以前は全く鳴かない極めて良い子だったが、やはり死期が近かったのだろう、24時間鳴くようになってしまい、近所の手前、鳴くとバイブレーションが来る首輪をはめてしまった。非常に嫌がっていたし、そのストレスで死期を早めてしまったかもしれない。いろいろと苦しかったのであろうから好きに鳴かせてやるべきだった。私費で簡素ながら犬小屋や自動給餌器やそれら首輪類など買った物をどうしたらいいのだろう。比較的高級な餌も買ったばかりで一袋残っているが、明日生ごみとして捨てるしかないのだろうか。生ごみ用のゴミ袋に中身だけあけることの虚しさよ。うちに来た時からはもう関係性は主従のそれになっていたが、むしろ思い出されるのはまだ預かっていなかった一昔前、そんな関係ではなく同等の親友のようで、私のかかとを走りながら噛んだりした運動神経ばつぐんの若く元気な頃のことばかり思い出される。秋の木漏れ日の中どこまでも一緒に走ったね。いまは玄関でこのジャケのような肉塊となっている。でも素敵な思い出をありがとう。明日、勿体ないので肥料として餌と一緒に庭の片隅に埋めようと思っている。

このソロユニットの1stになるでしょうか、とりあえず後の独特なドラムンベースやトリップホップ系サウンドの原点とも言えるのでしょうが、やはりまだまだ整理のような事がされておらず何となくゴッチャリとしているような印象をまず感じます。しかしそこから何度か聴きこんでいくと後のサウンドの発芽や、さらにむしろ余計な音や変に巧みになっていない言わば骨子やコアのような部分が拙いゆえに感じられ、この人のファン〜マニアにはやはり堪らないものがあるのだろうと思います。また元々のルーツなのか、仲間にはフライングソーサーアタックやAMPなどがいるようにその辺サウンドとの分化もまだ曖昧な曲などはこの人の歴史的資料としても貴重な曲の数々ではないでしょうか。いややはりそれ以上かもしれず、この混沌とドラムンベースやトリップホップやシューゲイザーなどがスープのように同居している感じは他には無い唯一無二なほどの盤かもしれません。

DISCOGS


The Double Album / Mauro Picotto

doublealbum
この人の本人名義での実質デビューアルバムになるんでしょうか、じつに何種類ものバージョン(版)があり単純に1枚、2枚、3枚の3種類が存在するようなのですが筆者のは2枚バージョンでした。各々メインであろう1枚目でさえ収録曲の微妙な差異がありますが、まあ最後の方にボートラ的曲が収録が主な違いのようです。

知ってる人には問答無用でしょうが、トランスでも独自のハードめ方向で時にトランスと言うよりもテクノやミニマルと言えそうな雰囲気があるしかしトランスなのでしょうか、ハードな序盤からミニマルで展開らしいものもなくガンガンときて唐突に訪れるブレイク(ビート&ベース無し)部で時にアディエイマスやディープフォレスト等の他人のそれも有名曲のサンプルが降臨するというのが収録曲の一部の特徴でしょうか。もちろんそのサンプルが全く無くハード&ミニマルだけの曲などもありますが、しかし筆者はこの人に音楽を単純または単調だと感じたことはほととんどありません。そう感じても無理の無いような音楽なのですが、その辺が何故なのか上手くは説明できず、また多分に思い入れ&想像の部分がありますが、おそらくこの人の長年のイタリアクラブミュージック界で培ってきた経験の豊富さがそうさせているのでしょう。歳は知りませんが(DISCOGSにも未掲載)それなりのお歳だと思い、それ以前かもしれませんが、私的に名前を確認できたのはいわゆるイタロハウス時代の1980年代後半なので、本デビューアルバムの2000年時点で既に10年はイタリアクラブミュージック界のそれも第一線で活躍していた人なのだろうと思います。その他名義も多数ありますが、初の本人名義のアルバムということでそれら経験と培われたセンスやクラブ現場感覚などがいわゆる処女作的に渾然一体と、時に爆発的に現れている傑作デビューアルバムではないでしょうか。

DISC2はサブタイトル"V.I.P. Lounge"という通り、一枚目の別バージョン集と言うよりも、トランスではないダウンビートっぽい落ち着いた雰囲気でしょうが、これには賛否分かれると思います。私的には上記のような師匠の音楽的バリエーションの豊富さが感じられ、なおかつ落ち着いて聴けるので問題作であると同時に歳のせいかこっちの方がしっくりきます。

DISCOGS


Tough Guys Don't Dance / High Contrast

toughguys
この人の3rdにあたるアルバムのようです。最近のドラムンベース事情などは知る由もなしなんですが、ちらちらと聴くところだとやたらに早い印象とどことなくロッキンな?たとえばエレキなども下手をしたら飛び出しそうな雰囲気の気がするんですが正直あまりピンとこなかったりします。本作は2007年産なのでさすがにこの手では使い古されてる雰囲気もあるのですが、言わばその手のルーツ的にして一応現在でも第一人者ということのようなんですが、古臭いからか少しホッとできるドラムンベースでした。要は、かつて馴染みがあったドラムンベースがまだ感じられ、その上1曲目などに顕著な古臭いドラムンベースどころか更に遡ったジャングルの雰囲気がありというかもしかしたらドラムンというよりもジャングルなのではないか?という位の曲には度肝を抜かれそうなほどです。シングルのジャケはやはり確信犯的ジャングルリバイバルのもろもろで個人的琴線に触れてくるのかもしれません。凄く大げさに言えばジャングル→ドラムン→今のドラムンベースという歴史?をこの一枚で横断できそうな好作品かもしれません。11曲目"Chances"辺りではクラシカルな雰囲気まであり、音楽的に多才な人なのだなとも思わされます。比べるのは間違ってるかもしれませんが(笑)どこか陰のベネチアンスネア氏、陽のハイコントラスト氏と、現在ドラムンベースシーンの現役才人の二人ではないか?となにか偉そうに思ってしまいます。ところでアルバムタイトルは映画にもなった模様の米ハードボイルド作家Norman Mailerの同名小説「タフ・ガイは踊らない」(笑)から?

DISCOGS


(このジャケはやはり確信犯的ジャングルリバイバルだと思うのですが…)

Liar / The Charlottes

liar
このバンドの1st(Subway)、シングル(Subway&Cherry Red)のB面曲を挟んで、2nd(Cherry Red)などのほぼ全曲集的コンピのようです。ただ、これもDISCOGS情報ですが1stシングル?のB面曲だけは未収みたいです。2ndがCherry Redから出てたようで、というかレビュー済みなのですが、このコンピも同レーベルから2006年に出ていたとなっています。ちなみに邦盤もあるようです。2ndが後半10曲で、前半10曲(1st+シングルB面)と比べると格段なほどシューゲイザー的なスキルと雰囲気などが向上しているのですが、このように年代順に聴き比べられると個人的には、かなりプロっぽくなりMBVやライドやスローダイヴ(Dr.は後にスローダイヴメンバー)辺りのフォロワーの域を脱しきれていないような後半10曲=2ndよりも、文字通り荒削りながらも純粋に自分たちの演りたい音を模索してるような前半10曲にこそそういった意味でこのバンドの裸体のような姿を見る気がするので好感です。

DISCOGS


Braun Buch Zwei / Death In June

braunbuchzwei
デスインジュンの何枚目になるんでしょうか、当方の紙仕様のジャケでは(↑画像)6と書かれているので今まで6枚目なのかと思ってましたが、よく考えるとと言うか今回DISCOGSのジャケ写の羅列を見てそういえば6月の6だったのか、と誰でも気づくことに今気づいたという所です。ところで少し前、これもDISCOGS情報で2007年にはどうやら石鹸石(soapstone)仕様のケース?入り再発盤もあったそうです。というか当時(2007)アマゾンで狙ってたのですが、たしか6000円以上してたので速攻で諦めました。しかし筆者の2009年再発盤も微妙にレアじゃないのかと思い、とはオリジナルタイトル「Brown Book」のドイツ語表記仕様なのですが、ドイツリリースではなくオーストラリアリリースだったりするようです。というように内容的には想定内なので特にこれといって書くこともなかったりするのですが、まあお約束的にネオフォークと、チープな音の打ち込みがインダストリアル期後という感じを感じさせながらも、やはり基本的にアコギや歌の比重がいろんな意味で一番強い印象のいわゆるネオフォークではないでしょうか。この頃ほぼ準メンバーだったらしいストロベリースウィッチブレイドのローズ嬢もやはり全面的に参加のようで、彼女とダグラスP氏の掛け合いや絡み?が素敵な瞬間も時々あります(To Drown A Rose辺り)。

DISCOGS


Mission Horizon / RMB

missionhorizon
やはり人類とはかわいそうだわ(笑)直感的人間(これも意味はわからないという所が直感的人間)なので難しい事はわからないのだけど、その直感的に言わせてもらえるなら、脳などの精神の部分と恐らく動物的ないわゆる防衛本能の所為とやはり脳が物質であるゆえの物理的限界なのかな、そのバランスが悪いとまでは言わないが、自然か神の摂理に因るものなのか、リミッターがかけられてる気がしてならんのね。簡単にいえば、頭じゃ解かっているけど脳や体の物理的な部分のせいでその高い精神の世界には到達できないような、やはりバランス悪さが結局は大きく長く見れば人類自体の為になっているのか、それとも自然か神かの手によって閉ざされているのか、そうするといつか許しを得てその扉が開かれる日が来るのか個人または人類全体的に?という感じの疑問なんですが、いや個人では到達した人々は挙げていいかわからないけどブッダ級の人など有史でも何人かいるのかもしれないけど、それも定かではないところを見ると、やはり何らかのベールに包まれているような言ってしまえば意地悪さのようなものも感じなくもないね。後半は個人的に脱線したんだけど、何人かが到達しただけで良しとしようというシステムなのだろうか、そうだったとしたら有史以来無限にいるまたはいた、その他大勢の人類はかわいそうではないか?ということを言いたかったんだな。繰り返しのまとめだけど結局、頭でわかっちゃいるけどその世界に入っていけないほとんどの無数の人類とはかわいそうではないか。いやそういうこと考えないのも自由だけど、ちょっと考えてみん(笑)よく考えるとやっぱりかわいそうだよ人類。ああ死後の世界とかあるなら話はまた別(笑)

トランス系ユニットのおそらく出世作、3rdに当たるようで、前2枚もその手のジャーマントランス〜テクノ系では話題になったんじゃないかと思いますが、私は未聴なので前作には何とも言えませんが、本作を聴く限りその2作でのおそらくハードめのトランスやテクノを経過した上でのバラエティに富んだトランスのように思えます。ただ中には当時なりなのかトリップホップからの影響があるダウンビートの曲などはけして成功しているようには思えませんが、それも自分たちは何が出来るのかといった実験や聴衆に対するサービス精神の現れのような気がしており好感が持てます。しかしやはりこの人達の本領はトランス系統にあり、特に出世作たらしめたであろう先行シングルの11"Deep Down Below"やアルバムタイトル曲の2や8,10辺りの叙情性とハードさの塩梅が絶妙なトランスがこのアルバムをきっちりと締めていると思います。というバラエティーに富んだトランスアルバムとしては一級品ではないでしょうか。なんで宇宙ネタなのかは分からないのですが、AUのCMのような意味でよろしいのでしょうか。

DISCOGS


Genie / B. B. & Q. Band

genie
BBQバンドのラストアルバムとのこと、時々思うラストアルバムとやらを聴くとなんでこれでラスト?もったいない…と思うアルバムの一枚かもしれません。音的にはブリブリしているエレクトロニックファンク、というよりもエレクトロファンク(と言う勝手な差異が気なるなんて方はご質問ください)で1980年代も中盤のようなので既にオールドスクールエレクトロ出現からは5年くらいは経っていると思うので、けして目新しい感じや斬新さやは感じない反面、エレクトロを完全なほど解釈して自分たちのファンクバンドサウンドに取り入れていると言う以上かもしないまさに両要素が分離不能なほど融合している、それでフルアルバムを成立してしまっている、そんなエレクトロファンクの一つの金字塔的アルバムではないでしょうか。

"Minutes Away"という1曲だけが純バラード調なのですが、しかしそれとてエレクトロバラードとも言えそうな良曲です。そしてラスト2曲、シングル曲"Dreamer"と"Riccochet"という、前者はバラードまではいかないミドルテンポでチャカポコとした鳴り物が執拗に続いていくことによるタイトル通り気持ちのよいトランス感と、後者はブリブリ&チャカポコ&ピュンピュンといったシンセベース&鳴り物多数&飛び物というまさにエレクトロ三拍子による一種の浮遊感さえ漂うミドルテンポエレクトロ曲によって気持ち的には昇天さえ可能な大団円を迎えてます。

そして2006年再発盤には両曲ともう一曲のシングルカット曲"Main Attraction"の別バージョン集とさえいえそうなボーナストラック6曲も加えられ個人的には堪りません。しかし1曲目のアルバムタイトル曲にしてシングル曲"Genie"の別バージョンが未収なのが唯一不満かもしれません。そういえば"Genie"もバラード調ではありますが。ちなみにリミキサーはShep Pettibone,Ben Liebrand,Danny D(Dモブ)です、またアルバムアートは2種あり現行盤?はアマゾン掲載の方のようですが私のはオリジナル原盤と同じデザインのジャケでした。しかし人によっては、原盤の全8曲だけでシャープなやはりフルエレクトロファンクアルバムとして完成されてるので、そんな蛇足ボートラなどは要らないのかもしれません。おそらくファンクのファンは皆持っているようなアルバムではないでしょうか(私はそうではないので分かりませんが)。

DISCOGS


N-Plants / Biosphere

nplants
更新しますか。ソウルメイト(嘘)我が敬愛するバイオスフィア師匠の何枚目かのようです。とりあえずのDISCOGSレビューでは今一歩反応がよろしくないようなのですが、全くわかりませんね。対してアマゾンレビューの日本人たちはさすがだな、どちらも星5を付けてますね。レビュー内容はともかく、本作はまるで大震災を予言していたかのように、大震災の前月に日本の原子力発電所およびプラント施設を題材にしているようです。一曲目からつい先ごろ再稼働云々でもめていたらしいSendai-1(もちろん川内、そういえばスキャンダルで代わった後の新大臣が言いまつがえてましたね)というメランコリックな響きの中にもしかしたら一番原発らしい?かもしれないテクノロジーな雰囲気が漂う曲から始まり、Shika-1,Jōyō,Ikata-1(知らない所がもちろんあります)と来てMonju-1においては♪わたし、それはわたし♪という謎の♀の囁きなどが意味深な効果を日本人または日本語が解かる人に及ぼすのかもしれません。Genkai-1,Ōi-1,Monju-2ときてFujiko(恥ずかしながら知りませんが富士湖?)という何となく日本人にしてみると少し鼻白まんでもない?おじさんが富士山登山の話をしているバックに師匠が曲を付けてるような曲にて終了という流れでしょうか。たしかに、その最後の曲などのように師匠にしては少し全体的にチープな印象を感じる盤ではありますが、しかしそれは原子力プラントという題材に沿った結果至ったチープさであるので、確信的チープさなのでしょう。それに対してチープや音が古っぽいなどのDISCOGSレビューの一部指摘は当たらないのではないか?というか本作と彼らは合わなかったんでしょうね。個人的には日本ということは抜きにして、原子力プラントという物を題材にしたそんな誰もしないようなユニークさと着眼点の鋭さと、ほんとの所はよく分かりませんが聴く限り、素晴らしさと危うさと何となく人類の滑稽さのような物がないまぜになっている雰囲気をよく表わしてる気がしますね。ある意味非常に興味深い作品ですし、やはり師匠は稀に見る天才なのだなと再確認できるような作品でした。傑作ではないかもしれませんが、そんな問題作ではあるのでしょう。

DISCOGS


Collective / Clock DVA

collective
このバンドというかソロユニットなんでしょうか、そんなクロックダヴァ?(って言ってた気がするので、ほんとはD.V.A.でしょうけど(笑)の恐怖のシングル集ボックスのようです。ボックスとはいえ普通にCDが別々の通常ケース入りで2枚+8cmCDSのオマケがボックスに入ってます。ブックレットは英語ですごく小さな文字でしかも汚れた金箔のような、凝ってるんでしょうがその素材上に書かれてるので、特段のファンでもなければ(筆者)読む気になりませんし、全部読んだとしたらそれだけで視力が0.5ほど落ちそうな感じです。ちなみにCDケース裏の曲名も同様のデザインなのでそれすら見難いです、なのでDISCOGSで確認するほどです(Windows Media Playerの登録情報も間違っていてCD1、2の曲名が全く同じです(笑)ただ怪しいシングルのジャケ写が資料的には見れる程度でしょうか。

そんな装丁よりも内容かもしれませんが、1枚目が単品でも売られていたようで場合によっては普通に見つかる盤かもしれません。言わば本ボックスのメインなのですが、中期になるのか(現役選手ですが)言ってしまえばインダストリアル期というよりもテクノ期のシングルのA面を集めた要するにシングル集になるのでしょう。その頃の代表的な曲ばかりなので悪いわけもなく、テクノ期のみならず代表曲かもしれない"The Hacker"は焼き直しの?"Hacked"など、CD2も含めると全6バージョンでお腹いっぱいになりそうですが、私的にはバージョンをほぼ網羅で堪らなかったりします。特にCD1-03のバージョンが淡々としていて、人によっては7分もこれでは飽きてしまうと思いますが(しかしそういう人がこのボックスを聴くとも思いませんが)、個人的にはクールなベストバージョンのような気がします。

結局、この人とその時その時の仲間たちは、例えば音数が多すぎるUKのテクノや黒人特有のタメがあるいわゆるファンクネスから土の香りがしてしまう一部のデトロイトテクノやもちろん軟派すぎる(ガーリー)トランスなどよりもよっぽどテクノ魂を感じるバンドであります。それはインダストリアルを経て始めて出来上がったサウンドのような気もします。簡単言うと白人なりの横に揺れない=グルーヴ感の無い縦ノリで故に硬質なテクノサウンドでしょうか、それはあそびがあり柔軟なスーパーボールのようにバウンスせず、ガツンガツンと落ちっぱなしの鋼球(パチンコ玉)のようでもあります。そんなクール(冷たく)で硬質な所は好みではあります。

CD2はシングルB面バージョン集的なのでもちろんCD1と比べるとオルタナバージョン集という感じですが、人によってはこちらの方が堪らない人もいるかもしれないという所です。また8cmCDSの3曲はライブバージョンのようなんですが、オーディエンスの存在が全く感じられないまるでスタジオ収録のようなバージョンでした。

DISCOGS


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