KEMPIRE

How deep is your Love?

2014年08月

The Start Of Our Affair / The Cherry Orchard

startofouraffair
この前このバンドのレアっぽいコンピを発見したのにスルーしてしまい次に見たらもう無くなってたという苦い経験をしたのでこのバンドの2ndのようです。なにせ1stの原盤はLPのみで上記コンピCDにまるごと収録なのですが、YTでざっと聴く限りこの2ndよりも良さそうだなーと言うところであります。いや2ndも全く悪いわけではなくどころか恐らく1stよりもずっとプロっぽいという意味で賛否はもちろんあるのでしょうが、そのへんは個人的好みの分野になりますね。個人的にはジャケが象徴的だと思うんですが、当時の潮流だったかもしれないのでしょうがない部分もあると好意的に解釈しつつも、こういう当時なりにお洒落っぽい雰囲気を音のほうでも醸し出そうとしているような、そんなあざとさが少し鼻につくので、やはりずっと純粋であろう1stの方を聴きたかったなと思ったしだいですね。本2ndは2009年に日本のレーベルQuince Recordsが再発してますが、原盤は1998年ということで当時の日本で言えば超(ポスト)渋谷系のようなアルバムですね(笑)というかもしかしたら日本で一番人気があったバンドじゃないでしょうか。

DISCOGS


Silver Apples / Contact / Silver Apples

silverapples
これはちょっと重いんですが、このバンドのいわゆる2in1でしょうか、レコード屋と呼ばれる店にはたいていあるタイプのバンドと盤じゃないかと思います。個人的には今時シルヴァーアップルズもないだろう、と楽なので片付けたい所、とても無理ですね(笑)たしかに1960年代なりのサイケデリックロックが基本にあるのでしょうか、特にのんきなバンジョーが飛び出すような所などからは13th Floor Elevators辺りの土の香りがするほどのサイケデリックロックも連想するので、やはり体良く言ってしまうとガラクタな電子発信音機材が鳴ってる13th Floor Elevatorsと言えなくもないとも思うんですが、やっぱりそれだけはない、エレヴェーターズのジャケに象徴的ないかにもサイケ的なグルングルンするような音のテイストよりも、電子音に寄るところが大きいと思うテクノなどに近い疾走感がある所がこのバンドの強烈なオリジナリティになっているのでしょうか。その辺は同時代にもう出ていたらしいジャーマンプログレからその後の発展していくジャーマンエクスペリメンタルの先駆者たちの音楽と共通点が多い気がします。そんな当時はともかく、ほとんど奇を衒っていないので現在聴くと十分ポップスだと思うんですが、アマゾンレビューでは未だに実験的とかジャンク音楽のように捉えている人達がいたのが意外です。

DISCOGS


Life Is Something Special / N.Y.C. Peech Boys

lifeissomething
おそらくこの手(とはパラダイスガラージ系?)では王道中の王道のようなアルバムじゃないかと思う、キースヘリングによるポップなジャケも有名でしょうが、なんといってもラリーレヴァンがプロデュースのみならず準メンバーとして在籍していたバンドの唯一のアルバムのようです。邦盤(CDは邦盤のみ)のライナーノーツを参考にすると、準メンバーと書きましたがそもそも立ち上げたのがレヴァンともう一人Michael de Benedictusという人であり、Michael de Benedictusが関わっていた2ワイスという別プロジェクトのミックスをレヴァンが担当という所から始まったバンドのようで、2ワイスのメンバーもいるようなので仕事中意気投合し話が発展していった発展型のバンドなのかもしれません。スタジオ内で機材を遊び半分ながら駆使しまくってサウンドを生み出していったバンドのようなので、なんとライブなどは全くしなかったというか高価な機材使用が前提にあったバンドなので出来なかったという、言ってしまえばスタジオ内で生まれスタジオの中だけで育ったなんとなく頭でっかちで観念的というのか、青白いもやしっ子のような雰囲気がサウンドから感じられなくもないです。しかしそれがこのバンドのかっこよさなのかもしれず、レヴァンも含め黒人3人、白人(プエルトリコやチカーノ系も入ってるかもしれませんが)3人による、やはりほとんど汗を感じない、かと言ってマシナリーとも言い切れないという、そんなテクノロジーを駆使していながらも黒いノリがあるというのが、一種特異な雰囲気があるサウンドとバンド自体の立ち位置かもしれません。もちろんチャート的な商業的成功はせず、しかしバンド名通りNYCのアンダーグラウンドクラブシーンでは当時もまた今でも語り継がれるような伝説的バンドでしょうか、そのバンドの貴重な存在証明のような唯一のアルバムです。

DISCOGS


The House Of Dolls / Gene Loves Jezebel

houseofdolls
なぜかこのバンドの、DISCOGS情報だけを見ると実質五枚目のアルバムのようですね。まともに聴いてるのは1stだけなんですが、その時はポジパンのバンドだった気がするんですが、この5thからは1stからの契約レーベルBeggars Banquetの米国の提携先なのか大手Geffenからも米国リリースされていたようで、言わば本作が米国デビュー盤という事情からか、乱暴に言うと真っ当なハードロックになってしまっています。本作は4th以前のファンにはどう聴こえたのか、と2nd〜4thをまともに聴いていない筆者なんですが、それでも心配になるほどのハードロックぶりです。PVからの印象もあるのでしょうが安いエアロスミスとでも言うか、はっきり言ってあまり響いてこないサウンドなんですが、ただこれがミュージシャンとして生きていく道なのかと思った程度です。しかしかつてポジパン(もちろん英国プレスが便利のために勝手に作ったジャンル名に過ぎませんが)と呼ばれた連中はそんな雰囲気(これもよくわかってなくて申し訳ない)だけではやっぱり飽きられてしまい行き詰まるのか、えらいストレートな感じのハードロックに生きていく道を見出しますね。カルトやミッションなどもそうだったんじゃないかと思うんですが、彼らのような骨太な感じならばまだしも、こういう線の細い、これも言ってしまうと米国ショービズっぽい産業ロック一歩手前のサウンドは、本人たちもこれでよかったのだろうか?と勝手に不憫に思ってしまいます。いや、それでいいならば軽いハードロックのフルアルバムとしてはイイアルバムです。

DISCOGS

Funeral Mariachi / Sun City Girls

うちわ
予算委員会絶賛開催中だったんですが、もう終わったか(笑)うちわで紛糾、とかするなよ〜うちわ委員会か。ほんと国家予算と税金の無駄使いだわ。税金泥棒どもめ。国会議員削減とかはなんとなく一人の存在の比重や負荷が重くなりそうなので個人的には賛同しかねるんですが、それよりお給金を減らせ、全体的にでイイから。ああいううちわ審議中みたいなこと見せられるとほんとそう思う。うちわか政策広報物かの違い?うちわはうちわだろうが、厳密な違いもなにもあるか。そもそも個人的にはうちわなど買うものではないと思っててどこか主に銀行とか(笑)でもらってくる物だろうくらいに考えてるので、うちわに価値があるかどうかも愚問にしか思えんがね。だいたいうちわに価値があると思ってる人はどれくらいいるんだ?みんなただで配ってるだろうが…うちわに価値などあるか!でもあれであの松島うちわ?価値が出ちゃったじゃないか…ヤフオクとかでたぶん。大臣も野党の予算委員もどっちもどっちだが、そんなうちわ談義で和気藹々と盛り上がってる時間があったら他にもっと審議すべき重要な議題が山積だろうに、国内外ともに。でけっきょく来年度のうちわ予算額は折り合いがついたのかね?

funeralmariachi
サンシティガールズのラストアルバムとのこと、背景はまったく知らないのでとりあえずアマゾンでレビューがあるかどうなのかと見てみると2本(も)付いてました。どちらにも書かれているメンバーの一人が2007年に亡くなった後の2010年発表されてるアルバムのようですが、インサートには亡くなったドラマーの人Charlie GocherがもちろんDr.やPerc.などでクレジットされているので生前録音されていた音源と、もしかしたら一部残された兄弟のみで録音された音源などの音源集的アルバムなのかもしれません。しかしだからといって寄せ集め的には全く聴こえないどころか、意味深長なタイトル「フューネラルマリアッチ(葬送楽団)」とは言い得て妙な、全体的にどこか物悲しい雰囲気が漂うアルバムかもしれません。音楽好きが高じて世界各国の民族音楽を現地に行くわけではなく(たぶん)しかし貪欲に取り入れていった音楽三バカトリオによる、自分たちのバンドというよりも偉大なバンドに向ける敬意のこもった葬送行進曲にして総決算的なアルバムかもしれません。そういう意味では全音楽好き必聴のアルバムでしょう。

DISCOGS

The Three Of Swans / Horizon 222

threeofswans
それなりの人は知ってるんでしょうが、もし偶然の出会いなどでなければこういったユニット(というか後述しますが別プロジェクト)に辿り着くのは、やはりそれなりのロック遍歴を経ている人でしょうか。いや私はそんな遍歴を経ているわけではない前者のほうで、本体ソヴィエトフランスの別ユニットだと偶然知って運良く中古屋で遭遇したので持ってるのですが、そうでもなければ一生知らずにいるタイプのユニットだったかもしれません。そんな音自体よりも一種立ち位置が特殊かもしれないので、音は二言三言で言ってしまうと、書いたようにソヴィエトフランスのアンビエント〜アンビエントハウスプロジェクトなのですが、そこはやはり曲者二名による、アンビエントにしてもありがちで綺麗綺麗な清流のごとき音ではなく、もしかしたら毒素や汚染物質が流れ込んでいる濁流のごときアンビエントかもしれません。ただそもそもソヴィエトフランス自体アンビエントではないのか?と言われるような強者に合わせて表現すると、本体よりもずっと解かりやすい音楽なので、言わばポピュラーなソヴィエトフランスというかソヴィエトフランスのポップス的展開とさえ言えるかもしれません。いや上手く表現できず従って伝達出来てないと思うのでより正確を期すと、当時1990年代のUKの一つの音楽的潮流だったかもしれない、The KLFやThe Orb辺りを始祖とするいわゆるアンビエントハウスのテイストが大いにあり、その二者(というか実質の始祖はThe KLF一本なのかもしれません、後のれん分け的にThe Orbが分かれていったわけで)を意識したのか?というくらい影響がありありに感じられる、時にビート&ベースも入るやはりアンビエントハウスの曲がアルバムの半分以上をしめています。

音で思わず?長めになってしまいましたがむしろ書きたかったのは、やはりその立ち位置や存在自体かもしれず、文脈や歴史的にはUKロック史の系譜には一応入るのでしょうが、しかしある意味そんな系譜などクソくらえなほど、個人的にはロックを感じない音楽じゃなかろうかと思ってます。また長くなりそうなので要は、最初に書いたようなこの1990年代中盤時点で最早半世紀の歴史はあったであろうロック史(UKに限らず)のある意味際物(キワモノ)であり、ゆえに順序よく王道ロック史的な道を歩んできたリスナーが辿り着くのは、場合によっては一生辿り着けないほどの端っこにいたユニットのような気がしたので、書いてみたところもあります。いや、ここのところ勝手に「ロック」とは一体何だったのか?と総括的な妄想を膨らませているもので(笑)。伝達重視で分かりやすく言うと、便宜上言う今のダンスミュージック(EDMでイイなら、それ)系の中には、ロックとは一見無関係な気がするサウンドもありますが、もちろんロックもジャズ無くしては生まれなかったように、それとてそういったジャズ→ロック→EDM系という文脈で語らなければならず、つまり全くの無関係とは人類の創作物な以上言えないのですが、しかし、言わばロックを知らない世代にはそんな文脈は関係無いわけで、そういった新しい世代による新しい音楽にはそんな「ロック」はもはや関係の無いまさにロックの殿堂の中で埃をかぶって飾られてる錆びた銅像や今にも崩れそうな石灰岩の化石のような物とになりつつある現実もあるのだろう、というような事を言いたかったのでしょう。何が本題だかわからないエントリーとなりましたが、本作に戻ると、こういった上記のような作品が20年も前に発表されていた事実に、私は驚愕せざるをえません。以上の意味で本作はロック史上で重要な作品です。

DISCOGS



(KLFのサンプル使い(笑)

Detective Song / The Blue Aeroplanes

ミカパン
勝って嬉し 負けて嬉し ジャンケンアクマ ※ミカパンの場合のみ。


detectivesong
いつもながらセレクトに意味はないんですが、いや現在とあまり乖離してもなんなんでねえ日付が。そこでこのバンドのしかもEP的な4曲入りの盤なんですが、しかし4曲とはいえ3曲目が3パートに分かれていて各3分半で雰囲気が全く違う曲ということで実質6曲入りのミニアルバムと無理に言ってしまいますか。そしてこれがまたイイ。EPって当たり外れが大きい気が個人的にしてるんですが、当たると4曲全て良し!とかあると思うんですが、これは実質6曲ともイイ。このEPいやミニアルバム、最高ですよ。全体的にはフォールとまでは言わないまでも言ってしまえばフォール調のヤサグレロック系でしょうか、吐き捨てるように歌というには抑揚や節回しなどがあまりないボーカルスタイルはやっぱりマークEスミスを彷彿とはさせますが、なにせ声質が全然違う。はっきり言ってフォール調とはマークEスミスのボーカルがあって始めて成立するんじゃないかと思ったんですが(今回)あのボーカルには到底及びません。しかしこれはこれでブルーエアロプレーンズ調というか、フォールのような情緒を排除した枯れたような味わいというよりも、詩的な意味での情緒がずっとある感じは人によっては好みが分かれるところでしょうか、私は都合がよいようですがどちらにも良さがあるような気がします。3曲目のラストパート曲?などまったくやさぐれてないアコースティックな曲ですね。EPにして名盤!

DISCOGS

Poolside / Nu Shooz

poolside
このユニットのメジャーデビューアルバムにしておそらく80'sを代表する一枚ではないでしょうか。ユニットとはいえ元々このメジャー(Atlantic)からのデビューアルバムに至るまでは10年掛かっており、元々はブラスセクションなども擁する大所帯のファンクバンドだったようですし(JB'sのような、リーダー=夫のジョンスミス氏はJBのコンサートに行って人生が変わったそうなので)本盤以前にも自主制作的実質の1stLPがあるようです。そして10年を経てまずオランダで火が付きその噂によって逆輸入的に本国米国でリリースされ80'sを代表するような超ヒットとなった"I Can't Wait"とそのフォローアップシングル"Point Of No Return"などを擁するアルバムですが、全編上記2曲と同路線と言え、一言で言ってしまえるなら当時のエレクトロテイストが大いにあるファンクサウンドでしょうか。ラテンヒップホップ(フリースタイル)→エレクトロへと受け継がれる主に八分音符連打系のビートをもちろんドラムマシン、またひょっとすると生ドラム(ラスト曲などそう聴こえるのですが)で繰り広げている上で、もろに同期したシンセベースかまたは対してタメがある生のファンクバンドや生ホーンセクションやシンセなどによる上モノが乗り、奥さんの白人的ながらもどこか切なくゆえにセクシーなボーカルやコーラスが歌っているというのが大まかなサウンドかもしれません。そんなJB+JB'sに憧れながらも、上記のような1980年代的な打ち込みサウンドと生ファンクバンドサウンドの折衷に、いかにも白人的なボーカルが乗るというのが、このバンド(と言ってしまいますが)の当時としては画期的なほどのサウンドと故の天下無双ほどの存在となった所以かもしれません。いや、もしかしたら本盤当時から30年近く経った現在でもそのオリジナリティを保っている、ある意味極北のようなポップなバンドサウンドと存在かもしれません。このアルバムの存在がどうしようもないほど動かしがたいその論拠のような盤かもしれません。

DISCOGS


Feeding The Flame / Sad Lovers & Giants

feedingtheflame
新宿地下街から短い階段を上って新宿ハルクの方へ出る。西口なわけだが、新宿でも最も人通りの多い雑踏の中へ紛れ込んでいく時、自分は特別な存在などではない、そこにいる誰とも変わらないちっぽけな小市民なのだと気付かさせてくれる。それでも僕にとって君はこの世界で代わりなどいない唯一の存在だよ。無数に行き交う人の中でも君だけは輝いて見える、特別な存在。無秩序に流れる人の波にぶつかりながら、そこに立っていてくれる。君のおかげで僕は特別な存在になれるかもしれない。そんな経験をしてみたいもので書いてみた。書いて妄想していればいつか実現するかもしれないからね。

このバンドの2ndの再発盤のようですね。なるべく避けるようにしてるんですが(笑)例によってCherry Redからで、本盤である4曲目の前1〜3曲目に再発ボートラのシングルB面曲など収録のようです。ちなみに同レーベルからの1stは済みです。本盤は強いてジャンルで言えばネオサイケなのでしょうが、アマゾンレビューの人も触れてるように、叙情性はともかく、全体的にダークな雰囲気はたしかにポジパンやゴスにも通じるようで、個人的にもまた世間的にも?ポジパン(やゴス)とネオサイケのグレーゾーンというのは確実にあるだろうな、と変なジャンル定義を聴きながら考えてしまいます。まあ何度も書いてるかもしれませんが、個人的にジャンル分けはどうでもイイのですが、他者がいて雰囲気を伝える際にこれほど便利な物もないなという程度で、個人が聴く際には不要どころか邪魔なものだな、とこんなことも考えさせられます。そんな音楽って気持ちよければ全てよしの世界だなと、このアルバムを聴いていて再確認できたのは、このアルバムがまさにそれだからなのでしょう。本盤で3曲目からの中盤がメランコリックというか鬱な雰囲気でよりポジパン的かもしれません。それでよし。

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Bongo Rock / The Incredible Bongo Band

bongorock
長ったらしいバンド名はともかく、バンマス?の人Michael VinerはDISCOGS情報だけを頼りにすると米国の映画音楽家のようで、その偉業はよくわかりませんが、その人が映画音楽の先輩たちやローリングストーンズやベンチャーズなどの代表的すぎる曲をバンド名通りボンゴを始めとする打楽器系をメインにしたバンドでカバーしている、という少し企画も入っているかもしれないバンドの1st+2nd(レアLP、でも数曲が未収のようです)の準2in1コンピのようです。だらだらと長く書くつもりはないんですが、何より曲は指定しないながらも、でもやはり1曲目の"Apache"はおそらくご覧の人全てがどこかで一度は聴いていると思うほどのいわゆる大ネタであろうとは思います。一番有名なのはシュガーヒルギャングの同名曲かもしれないんですが、例えばレーベルメイトのヒップホップオリオジネイターの一人グランドマスターフラッシュ(GMF)がヒップホップでもあまりに初期(70年代前半?)ゆえにサンプラーなどはもちろんまだ予算等の関係で使えず、また初期のDJ的手法もおそらくまだ確立していないというかまだ試行錯誤の実験的段階だったのか、それらを使わない/使えないゆえのほんとに初期の手法、なんと生バンドでカバーをしている所にまだパーティラップのような正にDJに毛が生えたようなラップが乗るという、そんなヒップホップの黎明期から既にネタとして重宝されたような、そのような言わばインストゥルメンタルのブレイクビーツがここにはあります。

要はブレイクビーツとしても本当に古典中に古典で、ゆえに誰でもどこかで一度は聴いてる曲が中には必ずあると思いますし、なんと言ったらいいのか、ブレイクビーツとも単なる冴えない場末のクラブハウスバンドが客のためにノリのよいインストを演奏しているだけにも聴こうと思えば聴ける、そんな未分化感で、やはりこういったネタ集とも映画音学家が趣味で企画してしまった言わばお遊びバンドのそれのコンピを通して聴いていると分からなくなるほどです。特に中盤、上記ロックバンドのカバー曲やムード音楽にさえ聴こえるインスト曲辺りは正直陳腐にすら感じますし、打楽器メインのバンドそれだけで演られると一本調子で途中で飽きてしまうほどですが、しかし、本当に古典的大ネタとは誰でも一回は使いたくなるのも分かる普遍的なほどのグルーヴがあるという、"Apache"始め"Bongolia"(個人的にはジェダイナイツによるたしか少しいじった曲名の曲でサンプリングされてたので知ってましたが、ループとはいえけっこうそのままというかほとんどそれで成り立っていたのだなとおかげで分かります)辺りのめくるめくほどのグルーヴ感には陶酔状態になるほどです。CDのみのボートラ的ラスト2曲はなんとGMF自らによる原曲"Apache"のリミックスと、やはり例えばマッシヴアタックの"Angel"などでそのまんま使われてる気がする"Last Bongo In Belgium (Breakers Mix)"なども収録です。

ちなみに筆者の盤は計19曲入りですが、上記2ndからは3曲だけしか収録されてなく6曲少ない邦盤や外盤などいろいろあるようなのでもし買う場合は注意です(ボートラ2曲は収録のよう)。でアマゾンを見たらネタ使いにくわしそうな人のレビューがありました(笑)

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