KEMPIRE

How deep is your Love?

June 2014

Planetary Invasion / Midnight Star

planetaryinvasion
ミッドナイトスターはおそらくアルバムのほとんどが傑作と言ってしまってよいんじゃないかと思ってるんですが、そんな傑作群の中では一番とは言えませんが、それでも上位に入る、まあ簡単に言えば代表作の一枚ではないでしょうか。オリジナルリリース時の原盤では一曲目だったらしい"Body Snatchers"が後の再発盤では2曲目になり、そして"Body Snatchers"と同様アルバム先行シングルながらおそらく遥かに超ヒットとなった代表曲"Operator"が一曲目に持ってこられてます。もちろん聴いたことない人もいないくらいの80'sの超ヒット曲だと思いますが、その"Operator"へと至る過程と言いますか、元々デビューの時点からエレクトロニックな雰囲気のファンクサウンドを得意としてきたバンドだったと思い、ボコーダーをかなり導入してきた事などが象徴的なように前作"No Parking On The Dancefloor"からよりいっそうこれぞ「エレクトロニックファンク」と言い切ってよい展開に入ったバンドが本作にてそのサウンドの一つのお手本を示したような、そんな堂々とした風格のあるやはり代表作ではないでしょうか。ただしもちろん米国R&B系アルバムの宿命のようなR&Bバラードが、消化曲とまでは言いませんが、数曲存在してます。しかし、そっち系の代表曲"Curious"はやはり名曲であろうと思います。チープかつスカスカのドラムマシン(TR-808?)音丸出しのミドルテンポの打ち込みやシンセベースやシンセソロ、ほぼそれくらいのバックサウンドはシンプルな言わばエレクトロニックバラードの好サンプルかもしれず、個人的にはマーヴィンゲイの"Sexual Healing"と双璧をなすくらいの80'sエレクトロニックバラードかもしれないとも思ってます(というかそっくり…パクり…?)。とりあえず、全体的にエレクトロニックな雰囲気アルバムというのは聴いてない人にもわかっていただけると思うんですが(笑)上記代表曲の2曲"Operator","Curious"が一同に収録されてる本作は80'sだけに限らず、いわゆるブラックコンテポラリーミュージック史上では、避けて聴かずには通れないくらいの傑作アルバムであるのではないでしょうか。

DISCOGS



(Hey baby howyadoin?←まじで言ってみたい英語の一つ)

Twelve Inches / Frankie Goes To Hollywood

twelveinches
こ、これは凄い…どう説明してイイのかわからないほど凄い(笑)とにかく最初から最後までCD2枚組!全編がハイテンションで進んで行きます。まあこのバンド?にバラードを期待する人もあまり多くないのでしょうが、しかし唯一のバラード"Power Of Love"のシニカルかつアイロニーに満ちた?そんな大げさなバラード以外、原曲から病的なほど躁状態の雰囲気を持つ曲がアルバムタイトル通り、いっそうその状態が引き伸ばされて持続するという、ある意味聴く脱法ドラッグのようなCD2枚です。いやほんとに、元気のない時聴けばすぐ元気になるし、むしろ元気があり余ってる時に聴きたくなりがちなアルバムかもしれませんが、それは危険かもしれません。躁状態を突き抜けてしまいますよ。ちなみにDISCOGSでも見てもらえば分かりますが本当に微妙な2〜3曲がバージョン違いの同アルバムも存在するようで、本盤(2001盤)のよりもそちらの方(2006盤)がどうやらアマゾンプレミアム価格的にはレアっぽそうなのですが、アマゾンレビューにもあるように世紀の名曲"Relax"の幻らしい16分にも及ぶ"Sex Mix"はどちらにも収録にも関わらず丁度イイ長さという意味も含めて恐らくベストバージョンかもしれない"New York Mix"は本盤の方に収録です。それに後のPeter Rauhofer(Club 69)によるリミックスとか要りませんしね。いや強がりかもしれませんが(笑)それくらいしか違わないのでもし欲しい人は見つかった方でよろしいんじゃないでしょうか。ご存じ"New York Mix"はやはりメジャーかつメイン的ミックスなので様々なコンピなどにも収録のようですし。でも、やっぱり本盤のみの"Two Tribes (Video Destructo Mix)"も音質最悪ながら(もしかしたらほんとにビデオテープから採録したのかもしれない…と思うほど)ゆえにラフで迫力があるミックスだったりします。という本盤は一家に一台でしょう!ド80's!

DISCOGS


Embrace / Fragma

embrace
基本的にトランス系のユニットだと思うフラグマの2ndのようです(ちなみに1stは済み)。海外では先行シングル"Embrace Me"からMeを取ったタイトルだったようですが、この邦盤は「フラグマレインボー」だそうでジャケも邦盤独自のようです。そんなシングル曲"Embrace Me"のアルバムバージョンは完全にアルバム仕様で全く面白くないR&Bナンバーにされていて要らないのですが、邦盤等ボートラにはWippenbergのリミックス(ベストバージョンかも)が収録でそっちは完全に12"シングル等仕様のトランスなので代用はできそうです。同じようなシングル曲の1曲目も典型的なほどサイバートランス(死語)でよいのですが、2曲目のつまらない"Embrace Me"アルバムバージョン以降はやはりアルバム消化曲のようなR&Bナンバー:トランスで3:5ほどの割合でしょうか、ただ"Embrace Me"のアルバムバージョンが期待に反してがっかりだったのに対して、全体的にチャート物ポップスアルバムとしてはなかなか聴けるアルバムだとは思います。その辺はさすがジャーマンテクノ界のアシッド番長ことハードフロアの片割れラモンツェンカー、もう一つの顔であるチャートポップス職人としての長年の経験やキャリアを感じさせます。ボートラ(上記WippenbergとRivaのリミックス)を抜かした純アルバム中では9曲目"Why"という曲がなんとなくナイトライダーのテーマ+Riva(ft.Dannii Minogue)の超ヒット曲" Who Do You Love Now?"を連想させる哀愁感がありベストトラックでした。

DISCOGS


Collectiv One / CTI

collectivone
疲れている今これはなんとなく重いんですが、いやぱっと聴きの印象では軽い音にも聴こえつつ、やはり英国インダストリアル界のおしどり夫婦のこういったアーカイヴスは結局重いのです。まず6曲目までが夫(と言ってイイのかな、いまセクハラとかうるさいではないですか(笑)クリスカーターのどうやら2ndソロアルバムの全6曲からしてもはや貴重だと思います。ちなみにこの一応VAはDISCOGSではCTI名義となってるんですが、実際のジャケ等表記にCTIと書かれているのはCD盤面の型番"CTI CD 1"その一点のみであり、誰がCTI名義としてSubmitしたのか分かりませんが、正確にはChris Carterとしてのソロと後はCTI名義として夫婦のレーベルConspiracy Internationalからリリースされた12"2枚の全5曲を寄せ集めたというかカップリングしてある盤です。

そのカーターのソロはと言えばまだお宅的宅録打ち込み音楽といった印象は強いのですが、それでもテクノでもなし(でも多分詳しくない人には「テクノ」にしか聴こえないと思う)、しかしインダストリアルと言うにはやはり軽過ぎ、当然のように米国エレクトロからの影響も直撃弾なほどに受けてる氏だとは思いますが、だからと言って本場米国のソレともどこかが違う、という違和感が気持ち悪いようで、人によっては特に白人的ギクシャクとしたグルーヴ感(の無さ)が好みだというような人にはまさにこれは気持ち良くなれるまたは踊れる音楽かもしれません。そういった雰囲気なのです無理に説明すると。なぜならやっぱりこのどこにも属さない感じは、氏の強烈なやはりオリジナリティなのであろうし、それだけの偉大なアーチストなのだろうと証明しているような、そういう意味では2ndソロアルバムというのも信じられないような奇跡的名盤の6曲とさえ言えるかもしれません。

その後は奥様(ということで)コージー姐さんとのCTI名義の12"2枚ももはや12"としてはそれなりの値段で取引されてるようなのでその点でも貴重かもしれませんが、コラボレーターとして1枚目「Conspiracy International One」ではKonstruktivistとして有名らしい人、2枚目「Conspiracy International Two」ではLustmordことBrian Williams氏とのコラボというような部分も単純にCTIの二人だけではなくコラボをする際の名義だったのかもしれない(他にはJohn Duncan氏などとも)などと、それら実際に聴くとともに思いも馳せてしまう個人的には幸せな時間でした。繰り返すようですが音的には全体的にインダストリアルと呼ぶにはまだまだ軽く、しかしそれは確信犯的音だとも思いますが、そのような軽さなのですが、やはりこの時点にまで至るそしてこの後の展開などへ繋がるリンクまたはミッシングリンクを聴けるのは幸せとともに、歴史的にも貴重かつ重い一枚のような気はしています。おそらくここら辺の好き者には、一家に一台的盤ではないでしょうか。

DISCOGS


Silent Dance / Solstice


テレビCMに突っ込んでもしょうがないんですが、GMO?クリック証券のCMが前から酷すぎて突っ込まざるを得ない。しかしどこからどう突っ込んでイイものかわからなくなるくらい酷いんですが、とりあえず詰め込みすぎ。ポイントがどこなのかわからない。かなり前から何のCMか敢えてわからなくするようなポイントを外すCMはもう多くあるのでしょうが、そういうのとはまた違う。悪い意味でほんとに意味がわからないね。こういうCMを作る報告代理店や制作会社もあるんだね〜まあこれにOKを出したクリック証券が一番悪いんだが。この娘、河北麻友子さん?もイメージダウンになりそうなレベルでしょう。かわいいのに…ほんとどうしたいんだこのCM?でもたぶんね〜コンセプトはグローバルって感じをアピールしたいんだろうね〜ああオヤジギャグにもなってるんだがその辺からしてレベルが低いし、それで行こうというのも無理がある。


silentdance
名前や他アルバムもジャケは見かけたことはあったプログレバンドのようです。リリース年代からもまた音からも80'sプログレのようなんですが、アマゾンレビューで初めて知ったジャンル名ポンプロックとも呼ばれるようで、そのルーツは初期ジェネシスとのチラ見ネット情報だったんですが、初期どころかジャネシスはやはり80's的に超ブレイクしていたくらいしか知らないので、こういったポンプ(華麗な)ロックという雰囲気がジェネシスなのか?は分かりませんが、なんとなく分かるのはむしろ同時期の言わば80'sジェネシスよりも初期(極初期ではないのかもしれません)70'sのイエスにほとんどそっくりというか、年代が飛んだフォロワーのように聴けました。補足すると80'sのイエスといえばやはりTホーンサウンドに代表されるような言わば飛び道具のようなサウンドのイメージが強いので、その80'sイエスではなく飽くまで70'sイエスなのだろうという意味なんですが、それにしてもVo.がこの手のバンド(ポンプロック?)は極少ないながらも聴いた中ではジョンアンダーソンにどれも似た印象があるんですが、アンダーソンのボーカルが偉大なのか、この手のサウンドに似つかわしいのだろうなどと思います。華麗な、と言うならばアンダーソンのボーカルは声質などからしてそういった雰囲気を醸し出すからなのかもしれませんね。

DISCOGS


Strategies Against Architecture / Einsturzende Neubauten

対建築戦略
当初はノイバウテンの日本独自企画盤(後Muteやラフトレなどからもリリースのよう@DISCOGS)はアマゾンレビューによるとJフィータス選曲のベスト「Strategies Against Architecture(対建築戦略)」(CD1)と選曲は分かりませんがその二(CD2,3)の計3枚のCDに、石井聰互監督による「½ Mensch(半分人間)」のVHS、メンバーインタビューや歌詞対訳など掲載のブックレットなどで簡素なというか薄っぺらく安っぽい紙ケースに入れられボックス化されている作品です(セットの画像は↓DISCOGSの邦盤の方で見れます)。

いきなりブックレットからですがバンドの写真は数枚とブリクサ氏とアインハイト氏と石井聰互監督へのインタビューがちょっとづつとバンドの歴史が参加したコンピなどの詳細(個人的にはいりませんが)など含めて事細かに書かれた物と歌詞対訳などと、正直言うと少しやっつけ仕事のような気もするブックレットでした。ただファンには全てにおいて見るべき部分があるのだろうとは思います。しかしブックレット以外にも純正?のインナーなども入ってます。どちらかと言うと今となってはもういろんな意味で貴重かもしれない、基本的にライブと観客無しのライブフッテージなどを編集した「½ Mensch(半分人間)」のVHSは動いているバンドが見れます。特に彼らのトレードマークであろう金属廃材やドリルなどを駆使した演奏がいかにもな廃工場で繰り広げられ、そこに白虎社の白塗り舞踏のパフォーマンスなどが加わるという、個人的には時代も感じてしまったのですが、石井聰互監督のテイストがもしかしたらインダストリアルミュージックのイメージとあまりに合っていたのか、またはある程度の影響を及ぼしたのではないだろうか、とさえ思えるほど全く違和感ないどころかやはりあまりにマッチしているので、もしかしたら一つのバンドのドキュメンタリー映画として後々にまで語れるような作品になってしまったのかもしれないとも思われます。

そしてボリュームの計3枚のCDなのですが、その一であるCD1はフィータス選曲らしいのですが、基本的に彼らの1st「Kollaps」と言わば姉妹盤のような印象で私的ノイバウテンのイメージの枠内でした。私的と言うか私も含めて、おそらく詳しくない人にはノイバウテンと言えばこういった金属を打ち鳴らしたり工事用機器で破壊しているような音にブリクサ氏の叫びや囁きが乗るサウンド、というイメージで統一されてると思います。しかし当初日本編集盤として企画されたらしいその二であるCD2&3の方にこのバンドの後(といっても本盤発表の1990年まで)のバリーションが記録されているようで、個人的にはこのボックス全体のメインのようにも感じられます。それはやはりメタルパーカッション期からそこから少し脱メタルパーカッションしていき、特にMute期に入り言わばレーベルカラーのようなものの洗礼と洗練を受け、どことなく大人しくなったり、しかしより音楽的な印象のサウンドになって行く、バンドの変遷が年代は飛びながらも、CD2枚を通して聴くことによってその変遷がなんとなく分かるような気がするこのバンドの好コンピかもしれません。CD1のその一と、CD2,3のその二はやはりシリーズ的に一繋がりながら、例えばファンの人によってはその一派とその二派とでも分かれそうなくらいの違いを感じます。繰り返すようですがその一(80-83)は私も含めノイバウテンと言えばこの音!と言うほどであり、その二(84-90)はそこから追いかけていった者が聴くことが出来た当時のバンドの姿なのかもしれません。

べつに長く書く必要もないので止めますが(笑)ボックス全体的にはノイバウテンの1990年までの歴史をこれでも一部なのかもしれませんが垣間見る事ができる、日本アルファレコードによる世界的なほどの好企画盤だったのかもしれません。やはり今はアルファに限らずこういう企画は見れなくなってしまったのではないでしょうか。

DISCOGS

Soundclash / Renegade Soundwave

soundclash
ほとんど?青春の一ページ、好きでしたレネゲイズ(略)そんな思い入れは一応あるのですが、とりあえずエントリー化したのは、US Elektra盤は当然のように持ってたんですが、逆に?この邦盤は持ってませんでした。当然ボートラ豊富、というか純ボートラは3曲との表記ですが、上記US盤にはさらに世紀の名曲"Bitting My Nails"(なんと?Genevieve Waiteという人がオリジナルで、レネゲイズはカバーしたらしい、と今回邦盤ライナーノーツ(佐々木敦)で初めて知ることなりました)の超強力なインストバージョンも未収だったので、都合4曲狙いでやっと入手できた嬉しさ余ってエントリー化なのです。

それはさて置き、本盤である純1stの10曲は実はさすがにもう聴き飽きたというか、発表から四半世紀ですか、個人的にはもうダンスパーティーでかかるようなミドルテンポのダンスナンバーにも聴こえてしまうのですが、しかしそこは思い入れでカバー?でやはり"Bitting My Nails"始めシングルとなったナンバーには今でも訴求力を感じるので当時としては飛んでもない勢いだったのだろう、と思われます。聴いたことない人もないだろうと思いたいのですが万一知らない人の為にあえて書くなら、彼らの音楽はいかにもUKっぽいエレクトロニックという意味でケミカルで硬質なダブが基本の言わばテクノダブでしょうか、そこへやはりUK的なのかDJ的手法の様々なサンプルがごちゃごちゃと入ってくるというような感じでしょうか、とにかく音数がUKならではなのでしょう、やたら多い感じです。ゆえにダブでも重要な要素であろう浮遊感のようなものが無くなってしまい、その辺で気持ちよくない!と好き嫌い分かれるのだろうと思います。

しかし私はエレクトロニックでケミケルでテクノな音楽が好きだったのでしょう、やはり四半世紀も経ちましたか、当時ツボにハマりまくった彼らでした。ミートビートマニフェストやポッピーズ(PWEI)辺りとともによく聴いていた暗い少年時代もおかげで思い出してしまったレネゲイズの今更ながら歴史的傑作の1stでした。ああボートラはいっそう上記のようなメガミックス的なリミックスでおしっこ漏れそうでした。この頃のアルファレコードは頑張ってたんですよね…というわけで同時代のアルファ入魂の仕事Eノイバウテンのボックスをいい加減書きますか。

DISCOGS


Red Ampersand / Salamander

redampersand
なんでもこのバンドのおそらく一応は正規の1stの模様の盤。回りくどい言い方になってるのは、もちろん詳細は知らずでまたネット上でもきっとあまり情報がなさそうだからです、めんどさいので検索もしてなく想像ですが。なのでインナーのクレジットとDISCOGS情報だけが頼りなのですが、米国ミネアポリス出身のバンドのようで、本作は1993年〜95年にかけて、収録曲中の三曲(の詳細知りたい人いるのかな…DISCOGSの方でどうぞ)はタスカムの4トラックMTRでその内二曲は一発録りで、後はミネアポリスのスタジオでの録音との事。

しかしそんな情報よりも、だいたいバンド側公表なのでどこまで信ぴょう性があるのか分かりませんし、実際の音を聴くにつけ、これも年代を信じると1990年代に君たち(?)古くさーいサイケデリックロックを演奏しているんだねえと思わず言いたくなるような、それもなんとなくジェファーソンエアプレーンまたはドアーズ辺りを連想させるようで、まあお国柄なのでしょうか乾いてはいながらも、しかしさすがに1990年代ならではなのか少なくとも土埃っぽかったりあまり田舎くさくはなく現代に近い感触がある、でも結局サイケデリックロックリバイバルぽいバンドサウンドでした。顕著なのは2曲目のタイトル曲かな、サイケ的にグルングルン(失礼)していながらも、同時代のシューゲイザーの影響が多大ではないながらも垣間見える当時っぽさ辺りにそう感じさせるものがありました。上手く言えてませんが(笑)おそらく1960年代的なウェットさがないのですよ。上記タスカムの4トラックらしいですが、本当だとしたら凄くイイ音だと思い、具体的にはシャリシャリシャカシャカとしたやはり乾いている音質でアルバムタイトルにするくらいなので自慢の曲だったのだろうな、とは思いました。

4曲目"Black Heart"辺りはどちらかと言うと同国グランジからの間接的ながらも潜在的なのか影響を感じます。やはりそれっぽい楽器の鳴らし方のみならず、音色、音質面に至るまで。そう言う意味では疑い無く1990年代のバンドサウンドなのかもしれません。やはりなんとなく侮られている雰囲気ですが世界的にも。ジャケのイメージもよくないのかな(笑)これクレイ?他アルバムジャケも良くない…でも結構隠れた隙間っぽい良バンドかもしれませんよ。もう活動はしてないようですが、気になるなんていう人は是非とも。気になるくらいなら損はしないと思いますよ。

DISCOGS


10th Anniversary Box / Flextone

flextone
鬼才アトムハートのこの名義でのアルバム(CD1)+その他名義からボツテイク?集(CD2)の2枚組のようです。まず氏はじつはそれほど得意な人ではないんですが、これはなんとなくというかどちらかと言うとボツテイク集の方に引かれて買っています。しかし本盤であるCD1もまだざっとですが聴いていた所、なんと言うかアルバムとしての整合性とでも言うか、曲毎に変わる曲調はアルバムとしての特に流れなどをほとんど考えてないように聴こえ、逆のその点が個人的に気に入りました。まるで日記を書くように日々出来上がっていった日付順に羅列していったかのような印象です。やはりそんなアルバムとしての体裁やこちら聴く側の気持ちなどほとんど考えてないようですが、もしかしたらそういう意図による確信犯的なアルバムのようにも聴こうと思えば聴こえます。基本的にテクノというジャンルには括られるのでしょうが、それでも氏のエレクトロ、ラテン、ラウンジ方面などへの嗜好性やルーツも垣間見えるような内容かもしれません。そして2枚目は寄せ集め的で0〜1分台の小曲などもあるのでその様は目まぐるしいほどですが、しかし、不思議なことにどちらかと言うとこちらの方に統一感を感じました。そういった意味ではこちらの方がアルバム的かもしれません。とりあえず、特段のファンでもない者にとってはCD2枚でお腹いっぱいになるのですが、それでもこの人が様々な引き出しとそれを具現化できてしまうという才能も同時に持っている、やはり飛んでもない鬼才なのであろうという事は十分に分かった作品でありました。個人的に少し見直したほうが良いような気もいたします。

DISCOGS



(正規バージョン、収録のはインストバージョン)

Mirage / Geoff Leigh & Cathy Williams

mirage
吹奏楽奏者Geoff LeighとボーカリストCathy Williamsのコラボレーションによる中々気持ち良い快作。と書いたはイイんですが両者まったく知りません。ただGeoff LeighはHenry Cowのオリジナルメンバーですし、Cathy Williamsもバンドとは様々にコラボレーションしていたようなので、言わばHenry Cowファミリーの両者による盤でしょうか。その他コラボではRed Baluneという両者のバンド?にセッション的にHenry Cowのメンバーが参加していたようでYTで探したらすんなりあったので聴きましたが、Red Baluneというバンド自体の音楽もよく分からないながらも、聴いてもらえば分かりますがまるでHenry Cowばりの言わば変態クラシカルジャズロックのような変拍子というよりも変速ばりばりのアヴァンギャルドなセッションだったようですが、この盤はそんな過去のことはまるで嘘だったようにそれら要素は全く皆無です。まあRed Baluneは1979年、こちらは2006年ということで単純に比べるのは無理ですし、両者も良くも悪くも?大人になったのでしょう、本盤は主にチベットなどのFolk Musicを言わばパクって自分達なりの音楽にしてしまったようなそんな盤です。具体的にはLeighによる尺八系統の吹奏楽器と他者のタンプーラ(シタール)などの演奏上でWilliamsがチベタンミュージック始めの東洋音階ぽい旋律を漂うように歌っているという感じでしょうか。まあ気持ち良ければ全て良しなのが音楽の世界なのでしょう。

DISCOGS

(YTに本作音源無し。まったく参考音源にはなりませんがRed Balune)
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