KEMPIRE

How deep is your Love?

May 2014

XL・1 / Pete Shelley

XL1
この人のソロ作では3rdのようですね。いきなりですがとてもイイ。まずはだれでも知ってるような1曲目"Telephone Operator"で筆者もキャッチされてしまうんですが、結局この曲もまたこの人のソロはもしかしたら全てこういったコンセプトが根底にあるような気さえしますが、ディスコミュージックに限らずダンスミュージック自体の亜流と言うか、文字通りダンスミュージックに対してシニカルな視点を持ってダンスミュージックをクリエイトしてみる、とでも言うような音楽の気がしてます。本作も言ってしまえば全編亜流ディスコ〜ファンクとでも呼べそうな曲ばかりで、しかもそれが全て嘘っぽくないというかかなりダンサブルな本格的ダンスミュージックのフルアルバムになってしまっているという、やはりある意味の奇盤とさえ思ってしまいます。プロデューサーのMartin Rushentとの共同作業の成果ということも大きいのでしょうが、やはり元々ソロの出発点であったであろう上記コンセプトに対する氏自身の確信に満ちたブレや揺ぎのない自信による所の勝利のような気もしています。その結果の選択としてMartin Rushentだったのだろうと思いますし。もちろんBuzzcocksの時からの付き合いなのでお互いの考えが解かりすぎるほど解かっていた仲だったのでしょうが。

DISCOGS


Bad Company / Bad Company

ユニクロがステテコを売り始めました!というか前からなんですね。私はユニクロ疎いもので。ああラモスさんのCMはあれステテコだったのか。たしかにこれはステテコだな。ステテコ以外の何物でもない。いかに快適だろうがいかに安かろうが絶対いらねー街ではいてたら指差されるレベルだぞ、これ…そうね100万円くれるというなら1時間はいてあげてもイイレベル。リラコ…もし北川景子がリラコをはいってやって来たら?一応声は掛けますけどね。こんなもん売り始めてすこし調子にのってるんじゃない。私のような者に言われたくなかったら、なにか言って来いユニクロ。

badco
このバンドの1stらしい。まさにバッドカンパニーだ。一聴して思うに、古くせえ…もちろん1970年代にブルースをルーツにしているというバンドということを考慮しても、また本作発表から40年経っているとしても。だいたい本作は当時の時点でとても古臭かったのではないだろうか?と聴いていると思えてくる。いいことなのだそれはいいことなんだ。最初から古臭い物はいつまでも古臭く、またその古臭さはいつまでも変わらない。つまり最初からビンテージ物、つまり不変の普遍性を持ってしまったといえる。バッドカンパニー要チェック!今までもまたこれからも、永遠に、不良に憧れ始めるころの十代がこの名前に惹かれて聴いてみてぶっ飛ばされロックの世界に入っていけばいい。私にはできなかったことだが…でも四十代からロックの世界に入っていってもいいではないか!Rock'n Roll will Never Die!

rocknroll
DISCOGS


Our Little Secret / Lords Of Acid

ourlittlesecret
このユニットの3枚目とのこと。とりあえずジャケがいろんな意味で惚れぼれとするんですが、まあこういうタイプがどうこうと言う訳ではなく、ただ内容よりは大人しいイメージかもしれません。と思いDISCOGSで見るにやはり初版のジャケとは差し替えられたバージョンのようで(ちなみに初版はダ○チワイフ)もちろんこのユニットの歌姫Jade4U、それと少し前書いたプラガカーンと、オリヴァーアダムスという3人組だそうです。リリースは1997年のようで、前述のプラガカーン「Pragamatic」の前年とのこと、しかしそれにしてはこちらの方がずっと捻りが効いてるアルバムのような気がして好きかもしれません。Jade4U(別名レイヴマドンナ)はプラガカーンのおそらく奥さんなので「Pragamatic」にももちろん参加ですし、オリヴァー氏も一部参加だと想像してるんですが(未確認)結局このユニットにおけるえげつないほどのセックスネタの歌詞や奥さんをボーカリストとして全面に出してるように、語弊があるかもしれませんが一種のフェミニンさがある部分がプラガカーン名義始めメンバー3人が持つ多数の名義とは特徴的なほどの違いとなっているからなのかもしれません。音的にも「Pragamatic」での直球的デジロックからレイヴを引きずっている曲ばかりという印象とはある意味対照的なほど、当時なりのビッグビートやヒップホップビート、時にトリップホップ調までいわゆる四つ打ちだけではない所にも彼らなりのバラエティーさを感じます。でも結局惹かれてしまうのはレイヴの曲調なのですが…正直どうしようもない歌詞に目を瞑れば、快作でしょう。

DISCOGS

Drink! / Juicy Fruits

drink
このバンドの1stとのこと、知らない人はいないような筆者が勝手に言ってしまえば日本の80'sを代表するようなバンドによる、J-POPの元祖のような気が気のせいかしてくるアルバムでした。近田春夫のバックバンドBEEFというのがこのジューシィフルーツになったの事、なるほど、この1stも当然なのか近田氏によってプロデュースされているようです。と言いますか聴けば一発程度で分かってしまう、言うなれば近田節なのかもしれない、下手をするとバブルガムポップス、いやもしかしたらこのバンドがまさに氏のバブルガムポップス方面の嗜好性を意図して目指したのか、と思えるほど言ってしまうと日本のバブルガムポップスのような音楽に聴こえます。正直なところ鼻に付くほどの近田節、具体的に言えば敢えて軽薄短小をアピールとか、おちゃらけてるお調子者とか、時に陰で苦笑しているひねくれ者、などをやはりアピールされてるのをこちらが聴かされてるような印象を主に詞から次に軽いテクノポップ調のアレンジなどから私的には感じます。しかしセンスの悪い人がそういった雰囲気を無理に醸し出そうとするとほんとにどうしようもなくなってしまう所、近田氏はやはり天才的なハイセンスマンなのでしょう、全く嫌味にならないどころか、上記のようなバブルガムポップスとしてこれ以上ないほど効果的な言わばエッセンスのようになっている、と思わされます。ただ極々当たり前のようなことですが、いつでも聴きたいような音楽か?と問われたならば、相当元気のある時にその余力で聴きたい場合がある、しかしそういった時にはいっそう元気倍増にはなれるのかもしれない、とも思えるアルバムです。

DISCOGS


The Slideshow Effect / Memoryhouse

slideshoweffect
当ブログには割と珍しいタイプのユニットでしょうか、一時期店屋で新品でも中古でもよく見かけました。しかし筆者のこと、最近やっと1000円を割ったのを見かけようやく購入です。しかし正直音的には特別どうと言うこともないような気もしてるんですが、ISCOGS表記通りインディロックということでよいでしょうか。どうやらカナダ(トロント)の恋人?二人組らしく、米はSub Popからリリースされてますね。最近もまあ昔もですがSub Popというレーベルには全く疎くて、知ってるのはグランジ総本山的なレーベルだったという感じなんですが、それもほんとなのか?定かではありません。でもこういう悪く言えば腑抜けたような、良く言えばなかなか気持ち良いフォークともロックともどちらとも言い切れないような、つまりフォークロックでよいんでしょうか?そんな、聴く時によっては非常に効果的に気持ち良い音楽が心からイイなと素直に言える中高年になってきました。まあ奇を衒ったような音楽も依然として好きですが、そればっかりではだんだん厳しくなってきたこの頃です。個人的近況になってもしょうがないのですが、今のところ唯一のアルバムは毒気のような物もなく、だからと言って全くつまらない曲もなく、例えばインディロックマニアのような人にはけっこう侮られてそうなユニットじゃないかと勝手に思ってるんですが、そんな人達はスルーしてしまって一生聴かなかったりしたとすると、そういうのはやっぱり勿体無いな、などと思えるほど気持ちの良い快作です。そういった意味では怪作とも言えるかもしれません。聴かないで死んだらたぶん勿体無い。

DISCOGS


Secret Diary / College

secretdiary
たぶんこの手のエレクトロディスコ〜エレクトロハウス系統を追っかけてた人ならば、あまりに今更感を感じるソロユニットじゃないでしょうか。どうやらフランス人(David Grellier)によるユニットの1stのようで、その人はValerieというレーベルを運営しており、ほとんどのリリースはこのCollegeのようですが、アートワークも含め徹底的なほどいわゆる80'sのイメージと音で勝負してるレーベルのようです。スローガン?は80's WILL NEVER DIEだそうです。もちろん本作もそこからでジャケやだいたいユニット名やレーベル名、曲名等、80'sリバイバル以外の何物でもないと思われるほど徹底している上に、何よりも音がシンセ主体の言ってしまえば間が抜けたようなインストポップスばかりという、でもハマる人にはハマる音だと思いました。もちろん私も好きですが、それにしてもここまで言わばマドンナの歌入れ前のデモトラックを聴かされてるような気にもなってくる徹底ぶりには、敬意を払うとともにほんとに好きなのだね…とじつは呆れ半分にもなる程です。歌トラックも3曲ほどありますが、どれも申し訳程度に?歌ってるような曲です。しかし総じてよろしいんじゃないでしょうか。発表はもう4年も前(2008年)ということもあり、当時はまだ盛んだったと思う80'sリバイバルの気運も現在ではもう一段落どころか終焉を迎えてる気もしますが、そんな今、敢えてこういった優れた80'sリバイバリストのフル80's(リバイバル)アルバムを聴いて、80'sリバイバルの総括に思いを馳せるのもまた一興かもしれません。ちなみに邦盤(でもプレス等製造はフランスのMinitel RoseというバンドのレーベルFutur)は当初デジタル配信のみ(後CDS化)だったというEPがボーナスディスクとして付いてます。

DISCOGS

Watermusic / William Basinski

watermusic
一時はアンビエント界期待のホープとまで呼ばれていたと思う、しかし実際の初期の作品はほとんどが1980年代、場合によっては1970年代にまで遡る作品だったという、でも何がほんとで何がうそかいまいち未だに判然としない気がする、しかしそんな事がどうでもよくなるような気持ちよさだという、鬼才Wバシンスキー氏のそれでも発表自体は比較的初期になる「WaterMusic」シリーズ?の一枚目のようですね。前置きが長ったらしいのですがさらにどうでもよさそうな事を書くと、やはり一時期、この手はたいていメジャーな配給会社ではないインディペンデントなレーベルからのCDなので、まず初版リリース枚数もおそらく限られてるでしょうし(受注生産かな)Tower RecordsやHMV(って今は店舗あるの…?)には当時置かれてたとは思いますが、例えば新星堂クラスになると疑わしくなり、まして町のレコード屋さんクラスでは置いてないような類のブツなので、基本どこでも誰でも入手しやすいという音源ではなかったと思います。しかし中古屋(主にディスクユニオン)にて、以前ならそれなりのプレミアム価格的な値段、とは中古出始めのころは推測3000〜4000円くらいで見かけた気がしますが、ゆえに筆者も買いませんでしたというか買えませんでした(笑)もう最近では1000円も切る価格で見かけて筆者も買えるのでうれしさ半分、複雑な心境でもあります。そんな聴く人によっては1000円でもまだまだ高い、と思う人もきっといるであろう、ドローンのテイストも持つしかしアンビエントミュージックだと思います。ちなみに筆者は本作を税込み823円で購入ですが、元は取ったと思ってます。とんでもないレビューでバシンスキー氏には土下座をしなければなりませんorz。ちなみにDISCOGSを見るとCDr盤もあるようなんですが、私のはCD盤でした。運がよかったのかわるかったのか(笑)アマゾンでも買えますが。

DISCOGS

Siren / Roxy Music

siren
今日雨の歌舞伎町をうらぶれて歩いていて(笑)どうでもイイことに引っかかったのは、ポン引き禁止って建前上はなってるんだけど、まったく野放しの状態ですけど、街頭の行政放送?で「最初に紹介された女の子と違う女の子が出てきて法外な金額を請求されます」とか言ってたんだけど、そういう事か?と。女の子は同じ子でも違う子でも、誘われて行く事がよくないんだろう?やっぱりなにかが引っかかるな(笑)そう、その放送のせりふがおかしい。全否定できるね。では、同じ子で良心的な金額だったならばOKなのかと。注意を喚起している趣旨の部分がそのせりふではよく伝わらんよね。というか男の論理も入ってる(笑)かわいいorきれいな子でリーズナブルな金額はむしろ推奨みたいな。風俗街は行政も頭わるいな。

お〜おお〜お〜♪と特徴的な代表曲"Love Is The Drug"にて始まるバンドの何枚目になるのでしょうか。とりあえず思ったよりロックンロールな気がするんですが、いや個人的にはこのバンドには「フレッシュ&ブラッド」や「アヴァロン」のイメージが強くありまして。時代も1975年、どことなく哀愁感が漂ってきながらも全く暗い感じは無い、言うなれば雨上がりで空気がきれいになった週末の公園のような清々しささえ感じます。そうやはり天気のよい週末、でも土曜日よりも日曜日に聴いていると明日からもがんばれるかもしれないという気分になれそうなアルバムだと思いましたね。このバンドはやはりメランコリックにウジウジしてないような所がけっこう特徴じゃないかと思われるんですが、この何枚目かも不思議ななんですがどこかうらぶれてたりやさぐれてたりしながらも全然めげてないと言うか、なにかその状態を逆に楽しんでると言うか、むしろそういう状況に自分から好んでなっている余裕とか精神的タフさのような物が感じられる音楽でしょうか。そんな状態、状況の言わば甘酸っぱいこのバンドの初期ならではなのか思春期な雰囲気と言ってしまう所がよく出ているので代表的な曲となったのかもしれない"Love Is The Drug"はやはり象徴的です。それにしてもこのバンドのジャケはエロではなくエロチックな物ばかりでよろしいですね。いや十分エロいですか…でセイレーン?の肌が青くしてないタイプのLPジャケがあるようなんですが(↑画像、CDはみな青い肌かな…)そっちの方がよかったなあと思う筆者です。

DISCOGS


Burning The Candle At Both Ends / Cass & Slide

burningthecandle
一説ではゴアトランス(サイケトランス?)のユニットとの説もあるカス&スライドの唯一のアルバムのようです。リリースが12年も前ということもあり、中ではトリップホップ調の曲が特に時代を感じさせますし、また本領の方であろうトランスの曲もさすがにもう単純に聴こえ、もしかしたらこの辺が一番古臭いとも思う人も中にはいるかもしれません。しかし、まずアルバムは個人的にはなかなかバラエティーにも富んでおり、肝心のトランス系曲はやはりもうテンプレートのようながらも、だからといってグルーヴ感がそれによって損なわれる訳ではない、とある意味良質なダンスミュージックの強靭さというか普遍性さえ教えられるような好盤ではないだろうか?と思います。いまいち上手くいえませんが(言い訳ですが)ダンスミュージックにとっての古臭さとは?と思わされたという事なんですが、結局的にはたとえばいわゆるフォークダンス(音楽)やもしかしたら太古の呪術的な音楽が伝承などの形で残っていてそれを再現した時、文字通りトランス状態となり踊り狂ってしまった人がもしいたとしたら、それはその人にとって古い新しいなどのレベルを超えて、まさにその時リアルタイムでイケてる最先端のような音楽だった、という事になるんではなかろうか?などとこのアルバムを聴いていたら思ったので日記的に記事にしてみました。そんな脱線は置いといても、本作はダンスミュージックとしてはやはり一級品かもしれません。前述のようにジャンル的なバラエティーさには富んでいながらも、それら全てのジャンルがその上のもっと大きなダンスミュージックというカテゴリーに収束していくような傑作ではないでしょうか。でも、ゴアトランスだとは個人的にどうしても思えませんでしたが(笑)この人たちがリミックスをしたアーチストにそっち系がいたからなんじゃないかと推測しました。

DISCOGS

3MB Feat. Magic Juan Atkins / 3MB Feat. Magic Juan Atkins

3mb
意外と専門分野ですみませんが(笑)この手はほんとにたまに聴きたくなるし、レビュってないということが判明した今回です。とはいえ自称専門分野なのに音の方など詳細に書きたくないような気持ちよさです。聴いて感じるだけでOKの音楽とも言えます。でもそれだけではなんなので、もちろん知ってる人にはあまりにビッグネームの3人、ノイエドイチェヴェレの代表的なバンドパレシャンブルク(グではないようです)のメンバー二名、トーマスフェールマンとモーリッツフォンオズワルドが3MBとゴッドファーザーオブテクノらしいホワンアトキンスとのコラボ盤第一弾になると思われます。アマゾンの人のレビューは短く的確なのですが補足してしまうと、パレシャンブルクなどで長年NDWの第一線を走ってきたと思うオリジナルメンバーTフェールマンと後から加入したMVオズワルドはこのように二人だけでユニットを組むほど、お互いの奏でたい音と目指す方向性が似通っていたのだろうと思いますが、おそらく古くはKHシュットックハウゼンのような端折って言うとシーケンサーだけで組み上げられる電子音楽から、そこへロックが入り込んできたようなクラウトロックから、それら直系の子か孫のような存在であろうNDWと、一貫した電子楽器主体のあまり汗を感じさせない言わばクールな音楽へ、Jアトキンスも実に同じようなシーケンサーミュージックに憧れながらも、やはり黒人ならではなのであろう汗とソウルを感じる言わばテクノ魂が加わり、本作のようなコラボ盤と成ったのかもしれません。結果的には当時もまた今でも他では聴くことが出来ないいわゆるコズミックソウルな傑作となってしまったのでしょう。まあそんな事はじつはどうでもよく、聴けば分かるディープコズミックソウルなテクノ名盤の一枚です。

DISCOGS


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