KEMPIRE

How deep is your Love?

2014年02月

Triptych / Eliane Radigue

triptych
あまり間を置いてやってもしょうがないので、というか忘れられてしまうので、我が少ない自称専門分野の一つ、女子ではない立派な大人の女性達なので(笑)電子音楽女史の第二回目はエレーヌラディグー氏(読み方間違ってるかもしれません)。氏はどうやら40代に入ってからフランスからチベットへの留学生グループに一員として現地にてラマ教のグル(と言ってイイんでしょうか?)に教えを受け数年間の修行?の後、母国やアメリカの音楽系大学にて、ラマ教的瞑想法の一環や一助としての電子音楽をクリエイトするようになったとの事、恐らく。そういった背景はこういったサブテキスト的で、例えば音楽療法の類などでのツールとしての音楽に近いような用法も帯びているようなので、あまり背景などにこだわらない筆者でも、一応聴くときの一助として書いておいたほうが良いと思いました。しかしだとしても先入観になりかねないのかもしれない、氏がおそらくどこかのコンサートホール(初演のホール?)の末席にてボッチ状態がなんとももの悲しげかつ、ただならぬ孤高感も漂わせるジャケが印象的な本作は、また一情報的にはなってしまいますが、いわゆる四大、空気火水土からインスピレーションを受けて作曲演奏されたという、しかしタイトルは「三連作」というように3パートに分かれている作品です。Part 1が一番それらしい寄せては返す波のようなホワイトノイズ的な通奏音の序盤から、徐々に人工的な低周波発信音へと変わっていく様が聴きどころかもしれません。Part 2,3はPart 1と比べるとより高い周期の電子発信音による、DISCOGSやアマゾンにも書いてあるのでドローンの2曲なのでしょう。なので個人的には、四大を自然の代名詞的な物だとすると、正直あまり自然を連想するような音ではないようにも思えます。ただもちろん氏のような深いインスピレーションは持ち合わせていないので、氏の中でこういった音がどのように自然と繋がっているのかは知る由もありません。一応氏の演奏スタイルのようなことを書いておくと、どうやら画像など見てもそのほとんどは往年の銘機らしいARP 2500シンセサイザーと当時のオープンリールテープを駆使したスタイルのようです。もうしわけないお時間の関係で?この時点では全く書き足りないので、氏については再度他作品にて書き足したいと思います。特にビジュアル面(笑)です。しかし約束してイイんだろうか。

DISCOGS



triptych2全曲試聴可

The Infiniti Collection / Infiniti

infiniti
ゴッドファーザーオブテクノらしいホワンアトキンス師匠の別名義のベスト的盤のようです。師匠としてはもちろんメイン名義がModel 500だと思うんですが、続くサブ的名義じゃなかろうかと推測します。とりあえずModel 500との違いは何なのだろうか?と思うに、というか聴き比べるに、私はほとんど分からないのですが、しかし敢えて言えばModel 500が基本四つ打ちパターンの中に、師匠のあまりに大きなルーツの一つであろうオールドスクール的なエレクトロの打ち込みパターン、専門的に分からないので言ってもしょうがないのですがダッダッダダとかドドドドやドンッダッダダといった連符の打ち込みパターンが比較的多いのと、コズミック&スペーシーな上物サウンドがそれらパターンに乗るのだとすると(仮定)、こっちの名義はそのエレクトロのビートパターンがほとんど現れず(しかし上げた曲の1曲目は微妙にエレクトロ入ってますが(笑)、ほぼ四つ打ちパターンに全く同様かもしれませんがスペーシーな上物、というやっぱり筆者はほとんど違いが分からない名義でした。中には後にベーシックチャンネルとの出会いによって師匠としても大きな転換点となったミニマルテクノのプロトタイプのような曲も見受けられます(と思ったらやはりMVオズワルドとの共作でした…2曲目)。それまたModel 500でも、というか主にそちらの方の曲調なのでそこも違いは分かりません。まあ違いを見つけるというような不毛な事に時間を割いてしまいましたが、こちらの名義はそういった意味で、人によっては一本調子、またはストイックで統一感がある、などと賛否が分かれそうな名義ではないでしょうか。私は師匠のエレクトロ面も当然好きなので、微妙なところですが(笑)また都合が良いようですが、上記二者のどちらにも一理あるというか、同じ人でもその日その時の体調や気分などによって印象がどちらにも傾くような、そういった意味では中々アーチスティックで深い盤のような気が聴いていたらしてきました。百聞は一見に如かずならぬ、このようなレビューなど百見は一聴に如かず、かもしれません。

DISCOGS


Double-Trouble / The Breeders

路線記号
田舎者なので渋谷ネタ連投なんですが、久しぶりに行ったせいか特に東急電鉄の地上駅がなくなっており、田舎者としては「なんだどこだ!?」と5ミリほどですが焦りましたよ。そしたら東京メトロの副都心線やなんたら線などと改札やコンコースまでが一緒のまさにスクランブル交差点ならぬスクランブルステーション化してるんですね、改札入ってからそれぞれの線を探さなければならないという。なんですかあれ大げさに言ってカオスですね。だいたい、田舎者としては書いたように改札を探しまず辿り着かなければならない。そこでもう喉は渇ききり脱水状態に、そしてあわよくば改札イン、そこからの道のりがまた砂漠の放浪者がオアシス(=ホーム)を見つけなければならないにも似ている、だいたい改札まで地下に潜っておいて、コンコース内で中二階のようなスロープをUターンするなどして上がったり下がったり(知らない人は行って見ないとわからない(笑)ってやっぱり客を舐めてるとしか思えないね。どこまで歩かせる気だよ、と。しかも線ごとの表示が副都心線がFだったか?東横なのでTY(笑)とかそれも変な色付きで、それがまた慣れないと、と言うか慣れればその時点であのピクトグラム?は無用でしょう。つまりあくまで初心者&田舎者向けね(笑)でもあれいつから始まったのかと見たらもう10年も前からあったんですね、さすが田舎者(多用)見てはいたんでしょうけど昨日渋谷カオス駅内で生き死にに関わったので始めて意識しましたよ。でも地下鉄以外は最近はじまったのではないかなぁ。しかし4年前にも同じようなこと書いてるな(笑)みたいなんて人はご検索ください。

doubletrouble
目に付いたブリーダーズのありがちなライブ音源のブート盤です。しかしDISCOGSにもちゃんと載っているほどのブート界では大手らしいイタリアのKiss The Stoneという所から出てます。なので一見ブートぽくはなく、ジャケなどもたいていは薄っぺらい紙一枚だったりするところ、まるで正規盤のような折りたたまれた何ページ分かの写真付きのインナーで、なんとライナーノーツまで載ってます(キムディールがエクソシストのジャケ写は少しだけ買う気が失せますが)。音もライブ音源とはいえ、もちろん曲によってはレコーディングレベルの赤ゾーンに入ってしまって所々音割れしている曲もあるにはありますが、時々歓声や拍手など入りライブ的臨場感と軽い音ではない音圧もある曲ばかりだと思います。むしろ特にベース音などは音圧が出すぎているかなというくらいです。そしてなにより曲自体が素晴らしい、これ重要。曲も悪く、音質もペラペラと薄っぺらく軽かったら、ファンだとしてもとても一回通して聴く気にすらならないでしょう。しかし巷のブートのほとんどは、というか90%くらいはその手じゃないかと思うので、結局ファン〜マニア〜コレクターがまさに聴くよりもコレクトするための用途かもしれず、いわゆるコレクータズアイテムとも言われるのでしょう。しかしこれは流石大手、たぶん稀に見るほど一枚拝聴に耐えうる好ブートだと思い書きました。YTにもしっかりありますね。

DISCOGS


Dancing Galaxy / Astral Projection

久しぶりに渋谷に行ったんだけど、新宿派なので(笑)昼飯、といって4時くらいね、行ったことある人は誰でも知ってるんだけど、井の頭通りが分岐するところにある宇田川町交番?の裏側に汚いラーメン屋と中華屋があるんだけど、まあどっちもラーメン屋だけどね、中華屋の方で5時までランチタイムなのでラーメンセットを食ったんだけど、味も内容もとても820円には見合わないね。推算?というか渋谷でないほかの所のラーメン屋、例えば日高屋(笑)だったら420円くらいのふつーの中華麺にふつーの半チャーハンと味はまあまあだった杏仁豆腐か、つまり日高屋だったら680円+αだと思うので少なくとも100円は違うのではないかな。100円は大きいでしょう。結局場所にあぐらをかいてる商売だと思うんだけど、まあ、それも無理はない渋谷の言わば繁華街の一等地にあるわけだからね。ただとなりのラーメン屋にしとけばよかったといま後悔してるので(笑)書きましたよ。

dancinggalaxy
いまどきゴアトランスってどうなんでしょうね(笑)でもまだ一部では熱狂的なファン層もいるのでしょう。そんな往年の(どうやら活動は休止中のようなので)代表選手アストラルプロジェクションの3rdのようです。1stは昔LP(2枚組)で収穫しもう処分してますが、それほど良い!とは思えなかったのですが、もうこの頃は機材弄りや(ゴア)トランス的な展開等の構成(アレンジ)に既に王者の風格を十分に感じることができます。悪く言えば?かなりプロっぽく、この3rdも15年以上も前ということもあり、後進のフォロワーたちによって研究され真似しまくられてると思うので、どこかで聴いているような気になる曲ばかりですが、まあそれだけゴアトランスのテンプレートのような傑曲群と言えるのかもしれません。一部のファン感では次の4th「Another World」にて一つのピーク、人によっては最高傑作となった(過去形)とも言われるらしいのですが、個人的にはそこへと向かう勢い、脱皮し装甲が生えてきて完全体へとビルトアップしていくような本作の方に勢いを感じる気がします。紛れもなく傑作でしょう。ちなみに邦盤は本作以前の名曲3曲がほぼフルレングスに近いんですが一応ミックスされた8cmCDS付きです。

DISCOGS

School Daze / Patrick Cowley


sumanaiaa
アッー!ぱ、ぱ、パトリックの幻のサントラ作品が再発されとる…まあまあ解かってる米はサンフランシスコの廃盤リイシューレーベルDark Entriesがやってくれてます。さすが地元ということなのか?あとはほぼDISCOGS情報からだけですが、動画を見るとFox Studioなのかそこが配給していたらしいホモ映画「School Daze」とさらに「Muscle Up」からもちろん全曲ではないのかもしれませんが、選曲してCD化のようです。今聴くとさすがに音色面で1980年代も初頭(どちらも1980年の映画)という雰囲気を感じさせますが、それでも古臭いとはとても思えない、オールインストの言わばエクスペリメンタル映画音楽という感じです。どうも上手く表現できないのですが(言い訳です)なので同じサントラという事ではエドガーフローゼの傑作「Kamikaze 1989」や、Gモロダー師匠幻の別名義「Einzelganger」辺りをどうしても連想してしまいます(ちなみにどちらも書いとります)。つまりNY出身で後SFで大活躍したにも関わらず、少なくともこのサントラ作品で聴ける音はジャーマンのクラウトロックやエクスペリメンタルとの共通点が多分にあるという、やはり特殊な人物が特殊な出自や経緯を経てこの時点で一つの到達点を見せているような傑作サントラ作品と言えるかもしれません。いや、やっぱりゲイカルチャーのレジェンド(享年32才@AIDS)による、ねじ曲がったような奇盤と個人的には言いたい。(ちなみに私はノンケです。誤解されないように)

DISCOGS

ベスト・セレクション / 弘田三枝子


ご覧のとおり弘田三枝子のベスト盤のようです。昨日(14/2/20(笑)テレビ東京の歌番でもちろん収録の代表曲"人形の家"を歌われていたこともあり、しかしすっかりお年を召され声量が全くと言っていいほど無かったのが悲しいかったのですが、ここで往時の録音を聴きいわばお耳直しをしてみたかったこともあります。ただ改めて聴き直してみると、今も当時も何歳かは知りませんが(またあまり知りたくありませんが)十代にて天才少女として物々しく?デビューしてから、この時点でも十数年〜何十年か経っていると思うのですが、しかし既に若い頃の声量からは幾分いただいぶ後退している頃のベスト盤のような気もしました。だからといって、アマゾンの人たちも書いてますが、歌い方(歌唱力?)は当然飛躍的なほど上手くなっていると思い、また歌詞内容もかなり演歌っぽくなってるせいもあるのでしょう、すっかり大人の女になったミコちゃんの歌を聴くことができます。ただしかし、彼女はこの路線でよかったのだろうか…とも思わされますね。とはいえ十代の頃はほとんど聴いたことないのであまり突っ込みませんが(笑)また人形の家などは超ヒットになったので、芸能的、商業的には成功とは思いますが、やはり今現在の彼女の印象も強いからなのでしょう、言ってしまえば歌手とは歌とともに生き、人によっては歌に振り回され、そして歌とともに死んでいく、言わば一種の殉教者なのかもしれないな、などと聴きながら思ってしまいました。つまり彼女は本物の歌手なのでしょう。


Mechanical Moonbeams / Machiavel

太陽
今日思ったこと(日記的)太陽ってすごいよな。まず地球に光が届くまで8分かかるんですって?8分と言えば歩いて10分とんでもハップンですよね。違った、なにが出来る?8分は永遠にも近いな。距離は忘れてたので計算してみてんだ、光はアトムの歌だったか?彼と同じ速度なので1秒間で地球を7周半回るわけだ、同様おぼえてた数値が地球の円周は約4万km×7.5なので光速が約30万km/s(思い出した)、8分=480s、約30万km/s×480s≒1億5千万km彼方にあるわけだ、そこから8分の旅をして我々の目や体感に明るさや暖かさや自然にも気温だけではない様々で多大な影響を及ぼしているって考えただけでも天文学的だなと思ったのでね。うちの遠赤外線ストーブなど半径1mしか暖かくならないというに、1億5千万kmも離れたら凍死するってえの。あ地球でも凍死するか、でも太陽が照ってればまずしないんじゃない。うちのストーブの役立たずさよ。でも遠い親戚より近くの他人ともいうな。

mechanicalmoonbeams
よく知りませんが(以下全部)マキャベリズムで有名らしいマキャヴェリの名を持つベルギーのプログレバンドとのこと、1970年代に始まり今でも現役選手のようです。2ndが名盤との呼び声もあり一番?有名のようですが、これもそれなりの評価はありそうな3rdのようで、これしか聴いていないのに何も偉そうなことは書けませんが、またプログレ門外漢にも関わらず、しかしこれは一聴Yesだろう、と思ってしまいました。DISCOGSアーチストページにはブリティッシュでもGenesisと書かれており、Genesisも特に初期などは全く知らないのでその点は保留ですが、そうですね特にボーカルの印象からジョンアンダーソンにそっくりとまでは言わないまでも、やはりバックのバンドサウンドとの時に緩急やいわゆる変拍子的な絡みなんでしょうか、そういった相性がYesではないか?と思わせる物があります。あと少しスーパートランプも入ってるかも(DISCOGSレコメン盤にも載ってますし…)まあ門外漢の連想なのであまりその辺は自他共に突っ込まないようにして、このバンド自体のオリジナルのような部分としては、やはり何でしょうね(笑)ベルギーらしさ?とかあまりにわからなすぎるのですが、本盤の方でなく再発盤ボートラの方で恐縮ですが、最後の曲などはイイ意味で古臭いブルースルーツのオールド(な感触の)ロックでなかなか良いのではないか、と思わされます。でもその曲以外はやっぱりYesだな…と思ってしまう筆者なのでした。(今日のワンコ風でお願いします)

DISCOGS


Absolute / VA

absolute
いまいち書く気がおきないのだけど(笑)前に徐々に書く的なことを書いてるのでこれでも(失礼)まずまず珍しいほうの部類に入るかもしれないVA物コンピシリーズですが、ポピュラーという意味でも一般的に馴染みがないほうの部類に入るかもしれません。そんな言葉本来の意味での「オルタナティヴなロック」な連中をまとめているようなコンピではないでしょうか。面子はDISCOGSを見てもらえればオルタナティヴな貴方ならばお分かりの通り、その手?では大物たちばかりだと思います。1曲目ヴァージンプリューンズ解散後?のメンバー一人によるふざけてるようなPrincess Tinymeatはただの時計台の音のコラージュに怪しい(と言ってしまうとこのコンピ全部当てはまってしまいそうですが…)呻き声などだけの曲らしくないながら、やはりその後の全て怪しいような内容についての宣告、警告のようにも聴こえる曲で始まり、続くレイヴ世代には懐かしいと思うフィニトライブもこの頃はまだまだ全然レイヴにレの字も無いような怪しい打ち込みサウンドにやはり呻いたり叫んだりしているような曲、そしてその手のパイオニア的カレント93はお花畑でうれしくてお花にまみれていたらそれがじつはガラスの花だったというような曲…といちいち書いてられないくらい、言わばリア充(ネット用語?)に対していわれのない怨念を向けているような、やはりオルタナティヴな雰囲気だとは思います。クレジット的なことを言うと、アナログで出ていた2枚のLPからというよりも足して何曲かを抜いただけのCDコンピのようです。まあ個人的な好トラックを書いてもイイんですが、それもなんとなく書く気にならないなあ(笑)In The Nursery,Revolting Cocks(注:Soleilmoon Recordings盤CDには未収),Pink Industry,Click Click辺りのそれも原曲とはまた違うオルタナバージョンが目玉かつ音楽的という意味ではイイのですが、以前書いた事と矛盾しますが(笑)上記のようなオルタナティヴな雰囲気という意味では統一感があるので、コンピ全体を通して聴いてほしいような盤ではあります。

DISCOGS


The Nightblooms / The Nightblooms

nightblooms
たまにお世話になっているデ○スクユニオン新宿オルタナ館?の廃盤中古CDセールとやらで2ndの邦盤が2300円だったのでへーと思い、アマゾンで邦名ナイトブルームスで検索したら邦盤が1円からやん(笑)そのバンドの1stのようです(ちなみに邦盤はありません)。DISCOGSのStlyeにてIndie Rockとなっているのはまさに正しいかもしれません。オランダのバンドのようでどうも同時代のシューゲイザーからの影響が多分に感じられますが、一方で全く同じ程グランジからの影響も感じられる、要は1990年代にはよくいたタイプのバンドと言えてしまうかもしれません。しかし彼女らだけのオリジナリティのような物を言うとすると、♀2♂2のバンドみたいなのですが、女子2名によるリードボーカルとそこへハモるコーラスが弱々しくかったるいようで、声質によるものなのか透き通るようなある種の爽やかさを感じられる所でしょうか。それは他に比べるバンドをやはり無理に探すと米英の大物になりますが、米代表かつグランジ代表ではブリーダーズのお姉さん達のようなパワフルさとは逆ベクトル的ですし、かと言って英国かつシューゲイザー代表MBVほどの陶酔感は無し、というような生息分布図にいるバンドのような気がします。ちなみに一番好きな曲は大昔書いたEPに収録のCrystal Eyesという曲でしたがアルバムには未収ですし、代表曲?Butterfly GirlもEPバージョンの方が良かったです。

DISCOGS


Collected Works / Cygnus X

collectedworks
ジャーマントランスですか、懐かしい感じですが、大手中の大手?Eye Qの看板アーチストの一人と言ってよいらしいAC Boutsenこと本名はMatthias Hoffmannという人らしい、その人のメイン名義に当たると思うシグナスXのベスト的コンピのようです。DISCOGSなど見ると最初はもう一人の看板アーチストRalf Hildenbeutel(スヴェンヴァースの片腕?)とのユニットだったようなんですが、AC Boutsenの方の比重が大きいというか本来はこの人が始めて後ラルフ(略)が賛同して始まったユニットだったのかもしれません(完全に推測)。この名義でのアルバムは一枚きりで、このコンピのCD1枚目が曲順は変わり一部抜き差しはされてますが、実質的にそれに当たる物と思います。ここでラルフの役割を見ても(聴いても)顕著なのは4曲目"Deliberation"でのブレイクビーツ風を挟みアシッドなベースラインを絡めてジャーマントランス的なグルーヴ感を出していくような所と"Kinderlied Part I + II"での同様の所、意外ではあまり彼の存在感を詳しくないですが感じられません。やはりほとんどはAC Boutsenのプロダクション&ダイレクションによるものと思われます。

1曲目はこのコンピにリリースのためにあつらえたような上記1stにも未収曲なのですが、代表曲"Positron"にお姉さんの歌などを被せてしまっている当時2003年なりの歌物トランスにされてしまっています。なので本番(本盤)は2曲目のこれまた代表曲"Superstrings"からであります。その原曲はもはや20年以上も前ということで、特に音色などで古めかしいオールドスクールトランスだと思います。ただ展開=アレンジはジャーマントランスの職人の一人ということで、これもテンプレートのような物だとは思いますが、基本的に今でもそれほど変わらないやはりトランステンプレートのような曲に思えます。ここでDisc2の方ですが、2003年なりの大物トランスのアーチスト達による上記代表曲等リミクシーズ盤です。ただそれももう10年以上前の曲ばかりなのでさすがに厳しいような部分もありますが、各々のアーチストのファンにはもはや古典のような作品という事でシグナスXのファンでなくても持ってる人がいそうな気がするような2枚目でした。

個人的にはやはり本盤の1枚目がAC Boutsenによるある意味ピュアで本領発揮のアーチスト性がもろに分かるという意味で大変貴重だと思ってます。メランコリックで時々クラシック調の旋律のキーボード(シンセ)はもしかしたらここでもラルフ氏の手による物もあるのかもしれませんが、もしそれを抜いたとしても十分にメランコリックで、いわゆる泣きの展開などはAC Boutsen自身による物なのでしょう、ほんとにこの人はジャーマントランスの何たるかを解かってるような、言ってしまうとスヴェンヴァースともしかしたら双璧をなすほどの職人だったような気さえしてくる1枚目です。それはこんなグダグダとしたレビューを読むよりも、コンピ2枚を通しても山場であろう最大のヒット曲"The Orange Theme"を聴けば、おそらくほとんどの人に伝わるほど強力な説得力になるかもしれません。クラップ(手拍子)のスイング感とリバーヴの掛け方…それだけでも筆者など白米だけの丼一杯くらいはいけそうです。(↓YTの方でどうぞ)

DISCOGS


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KEMPIRE(基本その日に買うてきた音源をいかにも前から知ってる風に語るブログ)

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